英語版履歴書(レジュメ・CV)におけるスキルの書き方|例文あり
英語版履歴書のスキルの書き方がわからない。
どんなスキルを書けばいいの?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかること
- 英語版履歴書と日本語版履歴書におけるスキルの書き方の違い
- 英語版履歴書でスキルを記載する場所
- 英語版履歴書におけるスキルの書き方
- 英語版履歴書を書くときに使えるスキルの英単語
英語版の履歴書でスキルを書くときは、言語能力や保有資格などの技術的スキルに加え、リーダーシップや社交性など個人的な能力も含めて記載します。
また、応募する企業と関連のあるスキルを厳選して書くのも、英語版履歴書を作成するうえで大事なポイントです。
この記事を読めば、英語版履歴書のスキルの書き方がわかります。
記事を参考に、魅力的なスキルをアピールして内定を勝ち取りましょう。
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Contents
英語版履歴書と日本語版履歴書におけるスキルの書き方の違い
英語版履歴書と日本語版履歴書では、スキルの捉え方と記載方法に違いがあります。
日本語版履歴書のスキルには、主に保有資格や検定試験の結果を記載します。
一方で英語版履歴書は、技術的なスキルに加えて、個人の能力も「スキル」と捉えて記載するのが一般的です。
英語版履歴書では、スキルを「ハードスキル」と「ソフトスキル」の2つに分類します。
具体的な違いは以下のとおりです。
ハードスキル | ソフトスキル | |
スキルの内容 | 技術的なスキル | 個人の能力 |
スキル例 | 使用可能なプログラミング言語 外国語能力のレベル 保有資格 | コミュニケーション能力 リーダーシップ 問題解決能力 |
2つのスキルをバランスよく記載すれば、あなたの総合的な能力を効果的にアピールできます。
英語版履歴書でスキルを記載する場所
英語版履歴書でスキルを記載するのは、通常「QUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS(資格やスキル)」の項目です。
以下は英語版履歴書のサンプルで、スキルを記載する項目は後半に設定します。
各項目で記載する内容を表にまとめました。
項目 | 記載内容例 |
---|---|
PERSONAL INFORMATION(氏名・連絡先) | あなたの個人情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス) |
OBJECTIVE (希望職種) | あなたが希望する職種(どんな仕事がしたいか、どんなキャリアを目指しているか) |
SUMMARY(経歴・業績・能力) | あなたの経歴や業績(主な経歴や仕事で成し遂げた成果) |
WORK EXPERIENCE(職歴) | あなたの職歴(会社名・勤務期間・昇進の経歴) |
EDUCATION(学歴) | あなたの学歴(学校名・卒業年度・取得学位) |
QUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS(資格やスキル) | あなたのスキル(保有資格・言語スキル・個人の能力) |
ADDITIONAL INFORMATION(特記事項) | 他に伝えておきたい内容(ボランティア活動や留学の経験) |
以下の記事では、各項目の書き方や例文を解説しています。
スキル以外の記載方法も知りたい方は、あわせてご覧ください。
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英語版履歴書(レジュメ/CV)の書き方|サンプル・例文あり
英語版履歴書におけるスキルの書き方【例文あり】
英語版履歴書は、全体的に要点を箇条書きでまとめるのが一般的です。
そのため、スキルも1つずつ箇条書きで記載します。
最初は「ハードスキル」を書き、次に「ソフトスキル」の順に記載しましょう。
ハードスキルのほうが仕事の即戦力に直結するため、ハードスキルを先に書くと採用担当者に注目されやすいです。
注意点
なお、仕事と関連の薄いスキルを記載してもアピールにはなりません。
記載するスキルは、応募する企業や職種に関連のあるものを選びましょう。
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英語版履歴書でスキルを魅力的に魅せる書き方のポイント
英語版履歴書で自分のスキルを魅力的にアピールする方法はある?
英語版履歴書でスキルを魅力的に魅せる書き方のポイントを3つ紹介します。
英語版履歴書でスキルを魅力的に見せる書き方
- ファンクショナル・レジュメを活用しスキルを強調する
- SUMMARY(経歴・業績)の部分でもスキルをアピールする
- 伝えきれなかったスキルをカバーレターで補足する
ポイントをおさえて、あなたのスキルを効果的にアピールしましょう。
ファンクショナル・レジュメを活用しスキルを強調する
英語版履歴書を作成する際は、自分でフォーマットを選択できます。
英語版履歴書で用いられる代表的なフォーマットは以下の3つです。
フォーマット | 特徴 | 効果 |
---|---|---|
Chronological Resume(クロノロジカル・レジュメ) | 職歴を時系列で記載 | 同じ業界・職種への応募で職歴の一貫性をアピールできる |
Functional Resume(ファンクショナル・レジュメ) | スキル・実績のみを記載 | 高い知識や特定の技術など専門性の高さをアピールできる |
Combination Resume(コンビネーション・レジュメ) | 業績やスキルをまとめたのち学歴と職歴を記載 | 職歴とスキルの両方をアピールできる |
英語版履歴書では、職歴を時系列で記載する「クロノロジカル・レジュメ」のフォーマットを使用するのが一般的です。
同じ業界・職種への応募で職歴の一貫性をアピールできます。
※前の見出しで紹介したサンプルも「Chronological Resume(クロノロジカル・レジュメ)」のフォーマットがベースとなっています。
ただし、未経験の業界や職種に応募する場合は、スキル・実績のみを記載する「ファンクショナル・レジュメ」の使用がおすすめです。
経歴の浅さをスキルの高さでカバーできるほか、あなたの能力を引き立たせられるからです。
職歴よりもスキルをアピールしたいなら「ファンクショナル・レジュメ」のフォーマットを選んで、あなたの強みを前面に押し出しましょう。
SUMMARY(経歴・業績)の部分でもスキルをアピールする
SUMMARY(経歴・業績)は、あなたの経歴や業績を記載する項目です。
この項目では、キャリアを積む過程で獲得したスキルを一緒に伝えてもOKです。
例えば、以下のような内容を記載できます。
記載例
入社1年目の会社で営業企画書コンテストにおいて新人賞を受賞した。
記載例
営業活動管理のリーダーに就任。
SFAツールを駆使した営業戦略により営業の生産性が10%アップした。
経歴や業績とともに具体的なスキルを記載すれば、企業側にあなたのスキルを強く印象付けられるでしょう。
伝えきれなかったスキルをカバーレターで補足する
カバーレターとは、履歴書と一緒に添えて送る書類で、履歴書では書ききれなかった内容を記載します。
スキルに関しても伝えきれなかった点があれば、カバーレターで補足しましょう。
例えば「海外の事業進出プロジェクトでビジネス英語のスキルを活用し、その結果海外事業の売上10%アップに貢献した」と具体的なエピソードを交えて伝えられます。
カバーレターで丁寧な説明を加えると、あなたのスキルをより魅力的にアピールできます。
英語版履歴書の作成を簡単に済ませたいならアプリを使えばOK
スキルを魅力的にアピールするコツはわかったけど、実際に書けるか不安…
という方は、くりかえしですが、英文翻訳機能つきの履歴書作成アプリを使ってみましょう。
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英語版履歴書を書くときに使えるハードスキル一覧
英語版履歴書でハードスキルを書くときに使える英単語が知りたい。
ここでは以下5つのカテゴリに分けて、ハードスキルの英単語を紹介します。
ハードスキルのカテゴリ
- 言語スキル・語学レベル
- コンピュータースキル
- プログラミングスキル
- デザインスキル
- マーケティングスキル
英語版履歴書を作成する際の参考にしてみてください。
言語スキル・語学レベル
外資系企業やグローバル企業において、言語スキルは重視されるハードスキルです。
言語スキルは、以下のように言語と語学レベルを一緒に記載するのが一般的です。
スキル例
- English – Fluent
- French – Intermediate
- Chinese – Beginner
言語レベルの表現方法は、以下を参考にしてみてください。
レベル | レベルの程度 |
---|---|
初級(Beginner) | 語学学習を始めたばかりのレベル。簡単な単語やフレーズは理解できる。 |
中級(Intermediate) | 基本的な会話ができるレベル。会話の速度や内容によっては、聞き取りが難しいケースもある。 |
上級(Proficient) | スムーズな会話や読み書きができるレベル。ビジネス会話もほぼ問題なく対応できる。 |
堪能(Fluent) | まったく苦労せずに会話や読み書きができるレベル。一部の状況においてはネイティブより語彙や表現の幅が劣る場合がある。 |
ネイティブ(Native) | 生まれたときから母国として使用。専門用語や複雑な表現も問題なく会話・読み書きできる。 |
また、取得しているTOEICやTOEFLなどのスコアがあれば記載しましょう。
言語能力の客観的な証明になり、信ぴょう性が高まります。
コンピュータースキル
多くの企業では、コンピュータースキルが必要とされます。
以下はコンピュータースキルを表現する英単語です。
スキル例
- MS Office (Excel・Word・PowerPoint・Outlook)
- Database Management (MS Access・SQL)
- Content Management Systems(WordPress・Drupal・Joomla)
応募する業界や職種に関連するソフトウェアやツールを中心に記載しましょう。
プログラミングスキル
IT関連の職種では、プログラミングスキルを求める企業が多いです。
以下はプログラミング言語の例です。
スキル例
- HTML
- CSS
- JavaScript
- Java
- Python
- PHP
- Ruby
- C#
複数のプログラミング言語を扱える場合は「Programing Languages (JavaScript・Python・PHP)」とまとめて記載しても構いません。
デザインスキル
クリエイティブ系の職種では、デザインスキルが重要視されます。
以下はデザインスキルで一般的に用いられる英単語です。
スキル例
- User Interface (UI) Design
- User Experience (UX) Design
- Adobe Creative Suite (Acrobat・Illustrator・Photoshop)
デザインの実力を証明するポートフォリオがあれば、リンクを添付するのも良いでしょう。
マーケティングスキル
マーケティング関連の職種では、デジタルマーケティングやデータ分析といったスキルが求められます。
以下は、マーケティングスキルに関する英単語です。
スキル例
- Digital Marketing
- Email Marketing
- Google Analytics
- Content Marketing
- Social Media Marketing
- Search Engine Optimization(SEO)
特記事項やカバーレターで「Increased website traffic by 30% through SEO optimization(SEO最適化によってウェブサイトのトラフィックを30%増加させた)」のように具体的な成果を記載できると、なお良いでしょう。
英語版履歴書を書くときに使えるソフトスキル一覧
ソフトスキルは、素質や仕事の進め方に関する能力を指します。
以下は、英語版履歴書でよく使用されるソフトスキルの例です。
※リンクをタップするとスキルの特徴が見られるので、あなたのスキルを客観的に評価する際の参考にしてみてください。
ソフトスキル | 英単語 |
---|---|
傾聴力 | Active listening |
問題解決力 | Problem-solving skills |
コミュニケーション能力 | Communication skills |
リーダーシップ | Leadershipskills |
マネジメントスキル | Management skills |
交渉力 | Ability to negotiate |
応募する業種や職種に求められるソフトスキルを選んで記載しましょう。
英語版履歴書でよくある質問
最後に英語版履歴書でよくある質問と回答をまとめます。
履歴書は日本語版と英語版の両方を用意したほうがいいですか?
企業側からとくに指定がなければ、日本語と英語の履歴書を両方用意しましょう。
日本のグローバル企業や外資系企業に応募する場合、採用過程で日本人が関与する可能性があるからです。
どの採用担当者にあたっても大丈夫なように、両言語の履歴書を用意しておくと安心です。
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まとめ|英語版履歴書のスキルを書いてみよう
英語版履歴書のスキルは、技術的なハードスキルと、個人の能力を示すソフトスキルの両方を記載するのがポイントです。
この記事で紹介した書き方や英単語を参考にして、英語版履歴書をさっそく作成してみましょう。
書き方や作成ポイントはわかったけど、自分のスキルをうまく書ける自信がない…
という方は、くりかえしですが、英文翻訳機能つきの履歴書作成アプリを使えばOKです。
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記事の監修者・キャリアコンサルタント
登録番号:22013743
新卒の就職活動や20代の転職得意とする国家資格キャリアコンサルタント。
自身では製造業やIT企業の経験もアリ。