「職務経歴書の特記事項って何を書けばいいの?」
「例文も見たいなぁ…」
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかること
- 職務経歴書の特記事項に書く内容と7つの例文
- 特記事項と履歴書の本人希望記入欄の違い
- 特記事項に書いてはいけないNG例
職務経歴書の特記事項は、職歴に書ききれない補足情報を採用担当者に伝えるための欄です。
ブランク期間の理由や転職回数の背景など、選考前に把握してもらうべき情報を書きましょう。
「でも、自分の場合は何を書けばいいかわからない…」と悩みますよね?
この記事を読むことで、特記事項に書くべき内容と例文がわかり、採用担当者に好印象を与える職務経歴書を仕上げられるようになります。
書類選考を突破するために、最後まで読んでみてください。
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Contents
職務経歴書の特記事項とは

職務経歴書の特記事項とは、職歴に書ききれない補足情報を記載する欄です。
主に以下のような内容を記入します。
職務経歴書の特記事項に書くこと
- ブランク期間の理由
- 転職回数の背景
- キャリアの補足情報など
採用担当者に事前に伝えておきたい経歴の情報を書きましょう。
履歴書の本人希望記入欄との違い

職務経歴書の特記事項欄と、履歴書の本人希望記入欄は役割が異なります。
2つの違いを以下にまとめました。

どちらの欄も、採用担当者に事前に把握してもらいたい情報を書く点では共通しています。
ただし、職務経歴書の特記事項欄は「経歴に関する補足」、履歴書の本人希望記入欄は「勤務条件の希望」と使い分けるのが基本です。
例
「ブランク期間がありますが、この期間は資格の勉強をしていました」という内容は、職務経歴書の特記事項欄に書くのが適切です。
一方「家庭の事情で転勤が難しい」という内容は、履歴書の本人希望記入欄に書きましょう。
記載先を使い分けることで、採用担当者が情報を整理しやすくなります。
参考記事:【見本あり】履歴書の経歴(学歴・職歴)の書き方をわかりやすく解説
書くことがない場合は「特になし」でOK
特記事項欄に書く内容がない場合は「特になし」と記載するのが一般的です。
「貴社の規定に従います」と書く方もいますが、特記事項欄は経歴に関する補足を書く欄のため「特になし」の方が欄の趣旨に合っています。
注意
ただし、空欄のまま提出するのは避けてください。
空欄は「記入漏れ」と判断される恐れがあります。
例文あり|職務経歴書の特記事項に書く内容7選
それでは、職務経歴書の特記事項でよくある7つの内容を紹介していきます。
特記事項よくある内容
例文も紹介するので参考にしてみてください。
①ブランク期間の説明が必要な場合
職歴にブランク期間がある場合は、特記事項で理由と取り組みを簡潔に説明しましょう。
採用担当者が疑問をもつ前に説明しておくと、選考がスムーズに進みます。
例文
育児のため2年間休職しておりましたが、期間中にWebデザインの資格を取得し、復職に向けてスキルアップに取り組んでいました。
ブランク期間中に学んだことや取り組んだことを書くと、前向きな印象が伝わります。

「空白期間に何もしていなかった」と思われないよう、具体的な行動を1つ以上書きましょう。
ブランク期間中に特に活動していなかった場合
ブランク期間中に特に何もしていなかった場合でも、書き方次第でポジティブに伝えられます。
例えば「家事手伝い」や「自己研鑽」など、日常的な活動を前向きな言葉に置き換えてみましょう。
「現在は◯◯の準備を進めております」と現在の状況を一文添えると、採用担当者の不安を解消できる可能性があります。
活動がなかった場合の例文
家庭の事情で、1年間家事手伝いをしておりました。
現在は家事の必要がなくなったので、次の仕事に向けて準備を進めております。
過去の活動の有無より「今どういう状態か」を前面に出すことが、採用担当者に前向きな姿勢を伝えるコツです。
②前職の在籍期間が短い場合
在籍期間が1年未満など短い場合は、特記事項に理由を添えると採用担当者の不安を解消できます。
やむを得ない事情であれば、率直に書いた方が信頼感につながります。
例文
前職は会社都合による事業縮小のため、入社後9ヶ月で退職いたしました。
業務自体には意欲をもって取り組んでおりました。
「業務への意欲があった」という姿勢を添えると、採用担当者に前向きな印象が伝わります。
注意
在籍期間が短い場合は「またすぐに辞めないか」という懸念を採用担当者に与えがちです。
ポジティブに見せるには「在籍期間の短さ」より「在籍中に得たもの」に焦点を当ててください。
在籍中に身についたスキルや経験を1つ書き添えると、採用担当者の印象は変わります。
次の職場では長期的に働く意志があることも、一文で伝えてください。
例文
自己都合により前職を入社後8ヶ月で退職いたしました。
在籍中は法人営業を担当し、新規顧客へのアプローチ手法を習得いたしました。
貴社では長期的に営業職として活躍したいと考えております。
在籍期間の短さより「在籍中の成長」を前面に出すことで、採用担当者の不安を和らげられます。
③転職回数が多い場合
転職回数が多い場合は、特記事項でキャリアの一貫性をアピールしましょう。
転職をくりかえしてきた背景を簡潔に説明すると、採用担当者に誠実な印象を与えられます。
例文
転職の都度、営業スキルの幅を広げることを意識してキャリアを築いてきました。
各社での経験を活かし、貴社で長期的に活躍したいと考えております。
キャリアの一貫性を伝えるには「各社で何を学び、何を積み上げたか」を1〜2文で言語化するのが有効です。

転職回数の多さをマイナスではなく、経験の幅としてポジティブに言い換えてください。
④転職理由を補足したい場合
転職理由が職務経歴書の本文だけでは伝わりにくい場合は、特記事項で補足できます。
ポジティブな理由を前面に出すと、採用担当者に前向きな転職であることが伝わります。
例文
前職では事務職として経験を積みましたが、顧客と直接関わる営業職へのキャリアチェンジを目指し、転職を決意いたしました。
「前職への不満」ではなく「次のキャリアへの意欲」を軸に書くのがコツです。
転職理由は「何から逃げたか」ではなく「何に向かうか」で書くと、採用担当者に好印象を与えられます。
⑤中途退学の経歴がある場合
中途退学している場合は、特記事項に退学の理由を簡潔に記載しましょう。
理由を書かずに空欄にすると、採用担当者が選考中に疑問をもつ恐れがあります。
例文
家庭の経済的な事情により大学を中途退学いたしました。
退学後は独学でITスキルを習得し、現在の職に就きました。
退学後に取り組んだことや身につけたスキルを添えると、採用担当者にポジティブな印象が伝わります。
「退学した事実」より「退学後に何をしたか」を前面に出すのがコツです。
中途退学の理由別の書き方
中途退学の理由は人それぞれです。
健康上の事情・起業・進路変更など「家庭の経済的な事情」以外の場合も書き方の基本は変わりません。
退学理由別の書き方のポイントを以下にまとめました。
| 退学理由 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 健康上の理由 | 現在の回復状況と退学後の取り組みの説明 |
| 起業・夢の追求 | 退学後の活動と身についたスキルの記載 |
| 進路変更 | 変更の背景と現在の目標の記載 |
| 経済的な理由 | 退学後の取り組みを1〜2文で補足説明 |
起業・夢の追求の例文
在学中に飲食業での独立を目標と定め、早期に現場経験を積むため大学を中途退学いたしました。
退学後は飲食店での勤務を通じて調理師免許を取得し、接客・調理の両面で経験を積んできました。
貴社でもこれまでの経験を活かして活躍したいと考えております。
中途退学の背景が前向きな目標に基づいている場合は、経緯と退学後の取り組みをセットで書きましょう。
進路変更の例文
在学中にWebエンジニアとしてのキャリアを歩みたいという意志が固まり、早期に実務経験を積むため大学を中途退学いたしました。
退学後は独学でプログラミングを習得し、エンジニアとしてのキャリアを積んできました。
貴社でも開発スキルを活かし、長期的に活躍したいと考えております。
変えた理由より「変えた後の行動」を中心に書くと、採用担当者に前向きな姿勢が伝わります。

共通しているのは「退学した事実」より「退学後の行動」を前面に出す書き方です。退学後にどう動いたかをポジティブに伝えましょう。
追加でアピールしたい内容がある場合
特記事項には、職歴欄に収まりきらないアピール情報を追記できます。
Webデザイナーであれば、ポートフォリオのURLを記載することで、文章だけでは伝わらないデザインスキルを採用担当者に伝えられるでしょう。
例文
制作実績をまとめたポートフォリオをご用意しております。
ご選考の参考にご覧いただけますと幸いです。
URL:https://〇〇〇〇.com
URLを記載する際は、事前にアクセスできる状態かを確認してください。
また、紙の職務経歴書を提出する場合は、QRコードを併記するか、別途ポートフォリオを添えると丁寧です。
推薦をもらえる場合
前職の上司から推薦をもらえる場合は、特記事項に記載しましょう。
採用担当者は応募者の人柄や実績を客観的に評価する材料を求めており、第三者からの推薦は印象が良くなります。
例文
前職の上司より推薦をいただいております。
ご要望があれば、推薦者の連絡先をご提供いたします。
推薦者の氏名・連絡先は、採用担当者から求められてから提供する形が一般的です。
特記事項には「推薦をもらえる旨」のみを記載し、詳細は面接の場で伝えましょう。
もちろん、前職の上司に承諾を得ておいてください。
推薦がある場合は積極的に記載することで、採用担当者に安心感を与えられます。
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ポイント
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ブランク期間や転職回数など、書き方に迷いやすい項目もスムーズに仕上げられるでしょう。
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職務経歴書の特記事項に書いてはいけないこと
特記事項に何でも書いていいわけではありません。
内容を誤ると、採用担当者に悪印象を与えます。
書いてはいけないこと
- 給与など待遇面の一方的な要求
- 業務と関係のない自己PR
- 実現が難しい要件の記載
印象を悪くしないためにも、詳しく見ていきましょう。
給与など待遇面の一方的な要求
特記事項に給与や待遇の要求を書くのは避けましょう。
採用担当者に「条件を押しつけてくる人」という印象を与えます。
以下は、特記事項に書いてしまいがちなNG例です。
NG例
- 年収は前職以上を希望します
- 残業は月20時間以内を希望します
- 転勤は一切不可です
待遇に関する希望は、面接の場や履歴書の「本人希望記入欄」に書くのが適切です。
ただし、介護や持病など、事前に伝えておく必要がある事情は例外です。
「家族の介護があるため、週1回の在宅勤務が可能であれば希望します」のように、理由を添えて丁寧に書けば問題ありません。

待遇の希望を伝える際は、理由とセットで記載しましょう。
業務と関係のない自己PR
職務経歴書の特記事項は、経歴の補足を伝える場所です。
「明るく前向きな性格です」「チームワークを大切にしています」のような記載は、職務経歴書の特記事項欄にふさわしくありません。
以下は、特記事項に書いてしまいがちなNG例です。
NG例
- コミュニケーション能力に自信があります
- 困難でも諦めず取り組める性格です
- 向上心があり学ぶことが好きです
上記のような内容は、自己PR欄に書くべき情報です。

特記事項には、採用担当者の判断に役立つ経歴の具体的な情報を書いてください。
実現が難しい要件の記載
採用担当者が対応しにくい条件を特記事項に書くのも避けてください。
以下のような記載は企業側が答えにくい要件です。
NG例
- 副業の継続を条件に応募します
- 週4日以上のリモートワークを希望します
- 入社後に部署異動がないことを希望します
特記事項は「条件交渉の場」ではなく「採用担当者に正確な経歴を伝える場」です。
もし副業について確認したい場合は、まず「入社を強く希望しております」と意欲を示してください。
その後に「現在◯◯の活動を続けており、副業が可能かお聞きしたいのですが」と理由を添えて質問しましょう。
職務経歴書の特記事項に関するQ&A
最後に、職務経歴書の特記事項を書く際によくある質問に答えていきます。
特記事項と自己PR欄は何が違いますか?
特記事項と自己PR欄は、記載する内容が違います。
2つの違いは以下のとおりです。
| 項目 | 特記事項 | 自己PR欄 |
|---|---|---|
| 目的 | 条件・事実の事前共有 | 強みや経験のアピール |
| 内容例 | 経歴に関する補足事項 | 実績・スキル・仕事への姿勢 |
| 文体 | 簡潔な事実ベースの記述 | エピソードを交えた文章 |
| 記載量の目安 | 必要な情報のみ簡潔に | 200〜300文字程度 |
例えば「ブランク期間がある理由」は、職務経歴書の特記事項に書く内容です。
一方「前職で3年連続営業目標を達成した」は自己PR欄に書く内容です。
特記事項は箇条書きで書いてもいいですか?
複数の経歴補足を伝える場合は、箇条書きで書く方法もあります。
例えば、ブランク期間が複数回ある場合や、在籍期間が短い職歴が2社以上ある場合は、以下のように箇条書きにするのも良いでしょう。
箇条書きの例
- ブランク期間は、母の介護に専念しておりました
- 前職の在籍期間が短いのは、早期にキャリアの立て直しを決断したためです
ただし、1つの内容だけ記載する場合は、1文の文章形式で書く方が自然です。

記載する補足情報の数に応じて、箇条書きにするかどうかを判断してください。
資格の取得予定は特記事項に書いてもよいですか?
資格の取得予定は、職務経歴書の特記事項ではなく、履歴書の「免許・資格欄」に書くのが一般的です。
職務経歴書の特記事項は経歴に関する補足を書く欄のため、まだ取得していない資格を記載するのはふさわしくありません。
履歴書の「免許・資格欄」に記載する際は、以下のように記載してください。
記入例
◯◯年◯月 ◯◯資格 取得予定
応募職種に関連する資格であれば、スキルアップの意欲が採用担当者に伝わります。
参考記事:減点を防ぐ!履歴書の自動車運転免許・資格欄の正しい書き方を解説
まとめ|職務経歴書の特記事項を正しく書こう
最後にもう一度、職務経歴書の特記事項を書く際のコツをまとめておきます。
特記事項を書く際のポイント
- ブランク期間はその理由と取り組みをセットで書く
- 在籍期間が短い場合は在籍中の成長を前面に出す
- 転職回数が多い場合はキャリアの一貫性をアピールする
- 書くことがない場合は「特になし」と記載する
- 給与など待遇面の一方的な要求は書かない
「職務経歴書を上手に書く自信がない…」という方は「HelloBoss」を使ってみてください。
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