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エンジニアの採用戦略の立て方11ステップ|今すぐ実践できる方法を解説

エンジニアの採用戦略の立て方11ステップ|今すぐ実践できる方法を解説

エンジニア採用戦略

「エンジニアの採用戦略が立てられない…」

「採用に力を入れているのに、応募がこない…」

このように悩む採用担当者の方に向けた記事です。

この記事でわかること

  • エンジニア採用戦略の立て方11ステップ
  • 採用戦略に使えるフレームワーク
  • エンジニア採用に効果的な5つの採用手法

エンジニアの採用戦略を整えることで、質の高い人材を採用できて、採用コストを下げられます。

「誰に・何を・なぜ伝えるか」を明確にすれば、自社がほしいエンジニアからの応募がきやすくなるでしょう。

「とはいえ、戦略の立て方がわからない…」と悩みますよね?

この記事を読むことで、エンジニア採用戦略の立て方11ステップがわかり、今日から実践できる具体的な採用手法がわかります。

さっそくエンジニアの採用戦略を立てて、人材が集まりやすい体制を作っていきましょう。

AIがエンジニアを推薦するツール

私たちが提供する「HELLOBOSS」は、20万人を超えるユーザーの中から、AIが貴社に合うエンジニアを自動推薦するダイレクトリクルーティングツールです。

AIがスカウト文も自動生成してくれるため、採用担当者の工数を抑えながらエンジニア採用を進められます。

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無料からスタートできるので、まずはAIに最適なエンジニアを推薦してもらいながら検討してみてください。

Contents

エンジニア採用の競争は、年々激しさを増しています。

経済産業省のデータによると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する可能性があるようです。

IT人材育成の状況等について

出典:経済産業省|IT人材育成の状況等について

1つのポジションに対して、複数社が同じ候補者を奪い合う状態です。

場当たり的な採用を続けるだけでは、競争に勝てないでしょう。

市場の変化を正しく把握したうえで、中長期を見据えた採用戦略が必要です。

参考記事:ITエンジニアの採用が難しい10の理由|苦戦しないコツも徹底解説

AI時代でエンジニアに求められる人物像が変化

生成AIの普及により、エンジニアに求められるスキルが変わっています。

AIを活用する能力も採用の判断軸に加わっているためです。

具体例

GitHub Copilotを使ってコードのAI補完を活用し、開発速度を上げられるエンジニアへの需要が増しています。

また、Claude Codeで要件定義のドキュメントを効率化するなど、AIを業務に組み込む能力を評価する企業もあります。

コーディング力だけでなく、AIと協働しながら成果を出せる人材を見極める視点が必要でしょう。

エンジニア採用がうまくいかない企業には、共通した3つの課題があります。

自社に当てはまるものがないか確認してみてください。

1つずつ解説していきます。

待遇面でエンジニアの希望を満たせないから

エンジニア採用市場は売り手優位が続いており、給与水準は年々上昇しています。

優秀なエンジニアほど複数の内定を同時に保有しており、待遇面での競争は激しいです。

市場相場を把握せず、自社基準だけで給与を設定していると、候補者の興味を引けません。

悪い例

フロントエンドエンジニアの年収相場が600〜800万円に達しているにもかかわらず「弊社規定による」と一律提示をしていると、興味をもってもらいにくいです。

給与以外でも、リモートワークの可否・副業の許可・フレックスタイム制の有無など、働き方の柔軟性を重視するエンジニアは多いです。

待遇条件が市場から乖離していると、どれだけ魅力的な仕事内容を伝えても、選考に進んでもらえません。

エンジニアのスキルを正確に見極めるのが難しいから

採用担当者がエンジニアのスキルを正確に評価できず、採用ミスマッチが起きるケースは多いです。

エンジニアは職種・専門領域・得意技術が細分化されており、職務経歴書だけでは実力を判断しにくい職種です。

具体的には「Pythonの開発経験3年」と記載があっても、以下の点は経歴書から読み取れません。

読み取りにくい内容

  • データ分析が得意なのか
  • バックエンド開発が主戦場なのか
  • 機械学習の実務経験があるのか

「Reactが使える」という記載1つをとっても、個人開発レベルなのか、大規模プロダクトでの実務経験があるのかで、スキルがまったく違います。

採用担当者が技術的な差異を見抜けないと、入社後に「想定していたレベルと違う…」ミスマッチが発生するでしょう。

現場エンジニアを選考に巻き込まず、人事だけで判断しようとすると、スキルの見極めはさらに難しくなります。

競合他社との差別化ポイントを言語化できていないから

自社の強みが曖昧なまま採用活動を進めると、どの企業も似たような求人になり、エンジニアの記憶に残りません。

差別化ポイントを言語化できていない主な理由は、以下の2つです。

言語化できない主な理由

  • 競合他社との相対比較ができていない
  • 技術スタックや開発文化が言語化されていない

採用担当者が競合他社の求人・技術ブログ・SNS発信を定期的にチェックしていなければ、相対的な強みを発見できません。

また、エンジニアが実際に魅力を感じている開発環境や文化は、人事部門だけでは言語化しにくいです。

「自社のエンジニアが週1回の技術共有会を自主的に運営している」というネタは、採用メッセージとして差別化になります。

学習意欲の高いエンジニアの応募動機につながるかもしれません。

ただし、現場に聞かなければ採用担当者は気づけないでしょう。

現場のエンジニアの声を聞き、差別化ポイントを言語化して伝える必要があります。

採用戦略を立てずに動くと、コストも時間も無駄になりがちです。

戦略を整えることで得られるメリットは以下の3つです。

こちらも詳しく見ていきましょう。

質の高いエンジニアが集まりやすくなる

採用戦略を立てると、質の高いエンジニアが集まりやすくなります。

理由は「誰に・何を・なぜ伝えるか」が整理されるからです。

悪い例

採用戦略がない状態では、求人票に「経験者歓迎・スキル不問」のような曖昧な文言が並びがちです。

結果として、スキルの合わないエンジニアからの応募が増え、選考工数だけが膨らみます。

採用戦略を立てると、以下の3点を具体的に言語化できます。

採用戦略で言語化できること

  • 自社が解決しようとしている課題
  • 使っている技術スタック
  • エンジニアが得られる成長の場

例えば「Go言語でtoB向けSaaSのバックエンドを開発しており、設計フェーズから関われる」と明示すれば、その環境に価値を感じるエンジニアだけが集まります。

スキルマッチだけでなく、事業への共感度も高い人材が応募してくるため、採用後の定着率も安定しやすいでしょう。

組織全体の採用方針を統一できる

採用戦略がないまま採用を進めると、人事・現場・経営の間で「ほしい人材像」がバラバラになります。

方針が定まっていないと、以下のような事態が時系列で起きがちです。

採用方針が定まっていない例

  • 人事が「ポテンシャル重視」で進めていたのに現場が反発
  • 面接官ごとに独自の基準で評価し、選考結果がブレる
  • 採用基準が曖昧なまま内定を出し、入社後にミスマッチが発覚
  • 採用のたびに「どんな人を採るべきか」の議論が一から始まる
  • 採用ノウハウが蓄積されず、毎回手探りで繰り返す

一方、採用戦略を立てて方針を統一できると、以下のような状態に変わります。

採用方針が定まっている例

  • 同じペルソナをもとに動け、選考がスムーズに進む
  • 共通の評価基準をもち、評価のブレがなくなる
  • 選考基準が明確なため、内定後のミスマッチが減る
  • 戦略を見直す習慣がつき、ノウハウが蓄積される
  • 採用ブランドが一貫し、候補者からの信頼を得やすくなる

例えば、以下の条件を「採用したい人物像」として明文化し、人事・現場・経営の三者で合意するだけで、選考の一貫性は高まります。

採用したい人物像の例

  • Webアプリ開発経験3年以上
  • チームでのコードレビュー経験あり
  • マネジメント志向は不問

採用戦略は、組織が共通の認識で採用に動くための共通言語です。

採用コストを下げられる

採用戦略を立てることで、無駄な採用コストを削減できます。

「戦略なし」の状態と「戦略あり」の状態を比べると、コスト構造の違いは明確です。

まず、採用戦略がない「Before」の例を見てみましょう。

項目
求人媒体効果測定なしで複数媒体に掲載し続ける
人材紹介要件が曖昧なため紹介精度が低く、採用フィーが高額になる
選考工数ターゲットが絞れず、スキル不足の応募者対応に時間を取られる
内定後ミスマッチによる早期離職が発生し、再採用コストが生じる
採用単価1名あたりのコストが高止まりしたまま改善されない

次に、採用戦略を立てた「After」の状態です。

項目
求人媒体効果の高いチャネルに絞って掲載し、費用対効果が上がる
人材紹介要件が明確なため紹介精度が高まり、採用フィーを抑えられる
選考工数ターゲットが絞られ、質の高い応募者の対応に集中できる
内定後ミスマッチが減り、早期離職による再採用コストが発生しにくい
採用単価ノウハウの蓄積により、1名あたりのコストが下がっていく

自社採用力を高めることで、長期的に採用への投資対効果が改善されていきます。

採用戦略は、コスト削減だけでなく、自社の採用力そのものを資産として積み上げる取り組みです。

エンジニアの採用戦略を立てる方法を解説していきます。

具体的には以下の11ステップで進めましょう。

1ステップずつ解説していきます。

①エンジニアのニーズを把握する

採用戦略を立てるときに最初にやるのは、エンジニアが何を求めているかを知ることです。

ニーズを把握せずに進めると、求人票や面接でのアピールがズレて応募者に伝わりません。

具体的には以下の方法でエンジニアのニーズを収集しましょう。

ニーズを収集する方法

  • 社内エンジニアに入社理由・働きやすさをヒアリングする
  • 社内エンジニアに「転職するなら何を重視するか」を聞く
  • 退職したエンジニアに離職理由を聞く
  • 非エンジニア社員に「エンジニアの働き方で気になる点」を聞く
  • エンジニア向け転職サービスや口コミサイトで傾向を調べる
  • 勉強会やコミュニティで社外エンジニアの声を拾う
  • 転職エージェントに市場動向をヒアリングする

社内エンジニアへのヒアリングは、費用ゼロで得られる一次情報です。

「入社を決めた理由は何か」「入社後に感じたギャップは何か」を個別に30分ほど聞くと、採用メッセージの精度が上がるでしょう。

例えば、バックエンドエンジニア数名にヒアリングした結果、以下の2点が入社の決め手だったと判明すれば、求人票のアピール内容を刷新できます。

  • 技術選定の裁量があること
  • 週1回の技術共有会があること

エンジニアが重視するのは給与だけではありません。

技術スタック・成長環境・チームの質など、自社で変えられる項目から整えてください。

他にも上記で記したとおり、勉強会の開催や転職エージェントを通じて、外部のエンジニアが求めていることもリサーチしておきましょう。

②競合他社のエンジニア採用戦略を分析する

競合他社の採用状況を把握することで、自社が差別化すべきポイントが見えてきます。

以下の方法で競合他社を分析してください。

競合他社の採用戦略を分析する方法

  • 競合他社の求人票を定期的にチェックする
  • 競合他社の採用ページ・会社紹介ページを確認する
  • 競合他社のSNS(X・Wantedly・LinkedIn)の発信を調べる
  • 転職口コミサイト(OpenWork・転職会議)で評判を見る
  • 採用エージェントに競合他社の採用条件を聞く

競合他社のエンジニア採用戦略の具体例を見ていきましょう。

競合他社の採用戦略具体例
給与・待遇・年収600〜900万円
・ストックオプション付与
働き方・フルリモート
・フレックスタイム制
・副業容認
技術環境・最新技術スタックの採用
・技術選定に裁量あり
成長支援・書籍購入補助
・カンファレンス参加費全額支給
採用手法・大手エージェント
・技術ブログ
・勉強会開催

上記の分析結果をもとに、自社がどう差別化するかを以下のように検討します。

競合他社の状況自社の対応策
高年収を武器にしている・裁量の大きさ
・意思決定スピードをアピール
フルリモートが標準ハイブリッド勤務+オフィス環境の充実で差別化
技術ブログを積極発信・自社エンジニアによる登壇
・Qiita投稿を支援
大手エージェント経由が中心ダイレクトスカウトやリファラル採用を強化
ストックオプションを提供プロジェクトの社会的意義やミッションを前面に出す

競合と同じ土俵で戦うのではなく、自社ならではの強みを言語化してください。

自社の強みを整理した上で、競合にはない訴求ポイントを求人票やスカウト文面に反映させていきましょう。

※スカウトメールの書き方は、ダイレクトリクルーティングで潜在層にアプローチで後述します。

③自社が求めるエンジニア像を明確にする

エンジニア像

求めるエンジニア像があいまいなまま採用活動を進めると、選考基準がブレてミスマッチが起きます。

「即戦力のエンジニアがほしい」といった漠然とした要件ではなく、以下のように具体的に定義しましょう。

定義する項目具体例
職種・役割・バックエンドエンジニア
・テックリード・SRE など
必須スキル・Python
・Django
・AWSでの開発経験3年以上
歓迎スキルKubernetes・CI/CD構築経験・チームリード経験
経験年数の目安実務経験3〜5年程度(年数より実績を重視)
ビジネスマインド事業課題を自ら発見し、技術で解決しようとする姿勢
カルチャーフィット・フラットな議論を好む
・学習習慣がある・チームを優先できる
将来のキャリアパス技術専門職(スペシャリスト)かマネジメントか

採用担当者・現場エンジニア・事業責任者の3者でエンジニア像を定義するミーティングを1〜2時間実施すると、認識のズレをなくせる可能性があります。

採用担当者は「コミュニケーション力重視」と考えていても、現場エンジニアは「設計力と自走力を最優先したい」と考えているケースもあるでしょう。

すり合わせ前後で選考基準が変わることもあるため、現場と経営層を巻き込んで進めてください。

近年は「コードを書く速さ」より「設計・レビュー・判断の質」が重視される傾向にあります。

AIツールを使いこなして開発できるかどうかも、採用基準に加えておきましょう。

参考記事:採用ペルソナの作り方完全ガイド|テンプレートと7ステップのフレームワーク

④採用基準とスキル評価の仕組みを整える

採用基準とスキル評価の仕組みを整えることで、選考のブレをなくし、採用後のミスマッチを防げます。

まず採用基準を以下のように整理しましょう。

評価カテゴリ採用基準の例
技術スキル必須スキルを満たしているか・実務での活用経験があるか
問題解決力過去の開発課題にどう対処したかを説明できるか
学習意欲新技術へのキャッチアップ習慣があるか
コミュニケーション非エンジニアにも技術内容を説明できるか
ビジネス理解事業への関心・事業への貢献意識があるか
カルチャーフィットチームの価値観・働き方と合っているか

次に、スキル評価の仕組みも整えておきましょう。

スキル評価の手法内容
コーディングテストLeetCodeや自社課題でコードの質や速度を確認
ポートフォリオレビューGitHubや過去の開発物を現場エンジニアが確認
技術面接設計思想・過去の実装判断の背景をヒアリング
ペアプログラミング実際にコードを書く場面を一緒に体験する
課題提出実務に近い小規模な課題を渡して取り組み方を評価

Webアプリ開発職の採用であれば「簡易なREST APIを設計・実装する課題」を2〜3時間で提出してもらいましょう。

コードの可読性・エラーハンドリング・設計の意図を現場エンジニアがレビューするのが有効です。

コーディングテストの点数だけでなく「なぜその設計にしたか」を技術面接で深掘りすることで、思考プロセスまで評価できます。

まずは既存のGitHubを確認するだけでも十分な評価材料になります。

⑤独自の採用コンテンツを制作する

採用コンテンツは、エンジニアが「この会社で働きたい」と感じるきっかけになります。

求人票だけでは伝えきれない技術環境・チームの雰囲気・働き方を、さまざまなチャネルで発信しましょう。

コンテンツ種別発信内容の例
採用ページ・技術スタック
・開発環境
・エンジニアインタビュー
・キャリアパス
X(旧Twitter)・社内勉強会の様子
・技術的な取り組み
・エンジニアの日常
YouTube・現場エンジニアへのインタビュー動画
・オフィスツアー・技術解説
技術ブログ(Qiita・Zenn)・自社エンジニアによる技術記事
・開発事例の紹介
Wantedly・会社のビジョン
・カルチャー
・メンバーの声
GitHub・OSS活動
・コードの公開
・技術力のアピール

インフラ領域を強化したいフェーズにある企業のケースを考えてみましょう。

「自社のKubernetes移行で直面した課題と解決策」をZennに投稿したところ、SRE経験者からスカウトへの返信が増えるかもしれません。

技術的な誠実さが伝わるコンテンツは、同じ課題意識をもつエンジニアの共感を呼びます。

コツ

採用コンテンツは採用担当者だけで作らず、現場エンジニアに協力を求めてください。

エンジニアが書いた技術記事やSNS投稿は、同じ技術者からの信頼性が高く、採用ブランディングに好影響です。

参考記事:YouTubeを使った採用活動に成功する17のコツ|成功事例も紹介

⑥カジュアル面談でエンジニアの話をよく聞く

カジュアル面談を設定することで、選考前にエンジニアとの相互理解を深められます。

主なメリットは以下のとおりです。

カジュアル面談のメリット

  • 選考前の心理的ハードルを下げ、応募につながりやすくなる
  • エンジニアの志向・価値観・転職理由を事前に把握できる
  • 自社の技術環境や働き方をリアルに伝えられる
  • ミスマッチを早期に発見し、無駄な選考コストを減らせる
  • 不採用になっても自社のファンになってもらえる可能性がある

カジュアル面談では、以下の項目を中心にエンジニアの話を聞きましょう。

カジュアル面談で聞くこと

  • 現在の仕事内容と担当している技術スタック
  • 転職を考えたきっかけや背景
  • 次の職場で達成したいこと・避けたいこと
  • 理想のチームや開発スタイル
  • 技術的に興味をもっている領域や学んでいること
  • 働き方(リモート・フレックスなど)へのこだわり

例えば、カジュアル面談で候補者が「前職では技術的な負債の解消に時間を割けなかった」と話してくれたとしましょう。

自社のリファクタリング推進文化を重点的にアピールすれば、興味をもってくれるかもしれません。

面談は「評価の場」ではなく「対話の場」として設計してください。

参考記事:カジュアル面談からスカウトを成功させる7つのコツ|進め方も解説

チャットで気軽にカジュアル面談のメールを送れる採用ツール

カジュアル面談は候補者との相互理解を深める有効な手法ですが、候補者に最初のアプローチを送るだけでも工数がかかります。

チャット感覚で気軽にカジュアル面談を提案したい場合は「HELLOBOSS」がおすすめです。

HELLOBOSSはSNS感覚のチャット機能で候補者に直接メッセージを送れるため、メールよりも返信率が高いです。

helloboss

また、カジュアル面談を提案する文面もAIが自動生成してくれます。

HELLOBOSSのチャット機能を活用して、2ヶ月で500エントリーを獲得した企業の事例もあります。

まずはチャットでエンジニアにアプローチしてみてください。

⑦選考フローを簡略化して候補者の離脱リスクを下げる

エンジニアは売り手市場のため、選考が長引くほど他社に先を越されるリスクがあります。

そのため、選考フローで簡略化できる点は改善していきましょう。

選考フローの簡略化前(Before)と、簡略化後(After)を比較します。

まず、以下は「簡略化前(Before)」の選考フローです。

表

続いて、以下は「簡略化後(After)」の選考フローです。

表

例えば、技術面接と現場エンジニアとの面談を同日の午前・午後にまとめて実施すると、候補者の拘束日数を減らしつつ選考期間を短縮できます。

応募から内定まで2〜3週間を目安に設計しましょう。

現場との連携を密にして、書類選考の回答期限を設けるなどの運用ルール化も検討してみてください。

参考記事:【フロー図付き】採用フロー完全マニュアル|新卒・中途別に解説

⑧内定者フォローの内容を決めて手厚くサポートする

内定を出しても、入社するまでは採用が確定したわけではありません。

優秀なエンジニアほど複数の内定を保有しており、内定後に不安が生まれると辞退される可能性があります。

また、在職中のエンジニアは「現職に残るべきか」という迷いが生じやすく、フォローなしでは離脱リスクが上がるでしょう。

具体的な内定者フォローの内容は以下のとおりです。

内定者フォローの内容

  • 内定通知後3日以内に担当者から電話で状況を確認する
  • 給与・入社日・配属先などの条件を書面で明示する
  • 配属予定チームのエンジニアと1on1の面談機会を設ける
  • 入社後に担当するプロジェクトの概要を事前に共有する
  • オフィス見学や職場体験の機会を設ける
  • 入社前研修や事前課題で入社後のイメージを具体化する
  • 不安や懸念点を定期的にヒアリングして解消する

例えば内定から入社まで2ヶ月ある場合、入社1ヶ月前に配属予定チームのエンジニアとオンラインで30分話す機会を設けましょう。

「チームの雰囲気がわかって不安が解消された」と思ってもらえるかもしれません。

内定者フォローは「手間」ではなく、採用投資を守るための施策です。

参考記事:内定後フォローの完全ガイド|内定者の不安を解消し辞退を防ぐ具体策12選

⑨入社後のフォローアップでエンゲージメントを高める

入社直後は離職リスクの高い時期です。

入社後のギャップを放置すると早期退職につながるため、以下のような入社後フォローを実施しましょう。

入社後フォローの例

  • 入社初日にメンターや担当者を明確に決めて伝える
  • 入社1週間以内に業務・環境への不安をヒアリングする
  • 入社1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月のタイミングで1on1を実施する
  • 技術的なキャッチアップを支援するOJTプランを用意する
  • キャリアパスや評価制度を入社後1ヶ月以内に説明する
  • チームの勉強会や社内コミュニティへの早期参加を促す
  • 半年後に「入社前の期待と実態のギャップ」をヒアリングする

入社3ヶ月時点の1on1で「コードレビューの基準がわからず不安だった」という声が出た場合を考えてみましょう。

レビューガイドラインを整備すると、既存メンバーの不満解消にもつながります。

エンゲージメントの高い組織は口コミで評判が広がり、リファラル採用の活性化にもつながるでしょう。

参考記事:オンボーディング施策とは?目的、具体例、計画の立て方を新卒・中途別に解説

⑩フリーランスの採用も検討する

正社員採用が難しい場合、フリーランスエンジニアの採用も検討してみてください。

フリーランスエンジニアを採用するメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 即戦力として特定のプロジェクトに参加してもらえる
  • 正社員採用より採用期間が短く、素早く体制を整えられる
  • 専門性の高い人材を確保しやすい
  • プロジェクト単位での契約のため、固定費を抑えられる
  • 正社員採用前に相性を確認できる

デメリット

  • 長期的な業務委託を保証できない
  • 機密情報や技術ノウハウの管理に注意が必要
  • 業務委託契約の範囲外の指示はできない
  • チームへの帰属意識が正社員より低くなりやすい
  • 継続的な関係構築には別途コミュニケーションの工夫が必要

デメリットへの対策も事前に準備しておきましょう。

機密情報の管理リスクには、NDA(秘密保持契約)の締結と情報アクセス権限の設定で対応できます。

業務委託契約の範囲外の指示による偽装請負リスクは、契約書の内容を弁護士や社労士に確認することで防げるでしょう。

帰属意識の低さは、週次の進捗共有MTGや技術共有の場に参加してもらうことで補える可能性があります。

フリーランスエンジニアをうまく活用できれば、採用競争の激しい時期でも開発体制を維持できます。

参考記事:フリーランス採用完全ガイド|募集方法から法律まで5ステップで解説

フリーランスエンジニアが見つかるAI採用ツール

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ちなみに、フリーランスエンジニアの採用を検討している場合は「HELLOBOSS」がおすすめです。

20万人を超えるユーザーの中からAIが条件に合うフリーランスエンジニアを推薦してくれます。

無料から利用できるので、自社の採用に合わせて試してみてください。

⑪採用データを活用して戦略を定期的に評価・改善する

採用活動はやりっぱなしにせず、データをもとにPDCAを回すことで精度が上がります。

以下のサイクルで採用戦略を継続的に改善しましょう。

チェックすべき採用データの例は以下のとおりです。

特に以下の6項目は、採用の成否を分ける重要指標(KPI)として定期的に追跡しましょう。

チェックすべき採用データ

  • 応募数
  • 書類通過率
  • 面接通過率
  • 内定承諾率
  • 採用チャネル別のコスト
  • 採用数

データを確認すると「どのチャネルで採用できているか」「どのステップで候補者が離脱しているか」が明確になります。

また、月次で選考ファネルを集計し「技術面接の通過率が30%を下回っている」と判明した場合を考えてみましょう。

評価基準が厳しすぎるのか・候補者の質が合っていないのかを現場エンジニアと一緒に分析してください。

スカウト送信先のターゲット条件や技術面接の評価項目を翌月から修正するサイクルを回すと、採用精度が継続的に高まります。

採用戦略は市場環境や自社の状況に合わせて定期的に見直しましょう。

参考記事:採用KPIを設定する5ステップ|4つの運用のコツと注意点も解説

採用戦略を体系的に組み立てるには、フレームワークの活用が有効です。

以下の3つを押さえておきましょう。

おすすめのフレームワーク

それぞれ詳しく見ていきます。

3C分析

3C分析は、自社・競合・求職者の3つの視点から採用環境を整理するフレームワークです。

エンジニア採用では、自社の強みだけを見ていても戦略は立てられません。

市場全体を俯瞰することで、採用施策の優先順位が見えてきます。

3Cの各項目は以下のとおりです。

項目内容
自社(Company)自社の強み・弱み・採用リソース・技術スタック
競合(Competitor)競合他社の採用条件・訴求ポイント・採用チャネル
求職者(Customer)エンジニアが重視する条件・転職動機・情報収集の手段

エンジニア採用での3C分析の具体例は以下のとおりです。

項目具体例
自社(Company)フルリモート勤務・自社プロダクト保有・技術勉強会を毎月開催
競合(Competitor)大手SIerは高年収だが裁量が少ない・スタートアップは成長チャンスが魅力
求職者(Customer)「技術選定に関われない」という不満が転職動機の上位に入る

3C分析を活用すると、競合との差別化軸が明確になります。

競合が高年収を武器にしている場合、自社は「技術的な成長チャンス」や「裁量の大きさ」で差別化する戦略が導き出せます。

具体例

30代のバックエンドエンジニアが「技術選定に関われない」と感じて転職を検討しているケースを考えてみましょう。

この場合「週次の技術選定会議に全員参加できる」という点を訴求する戦略が有効です。

3C分析は一度やって終わりではありません。

採用市場は変化するため、四半期に1回は情報を更新して戦略に反映させてください。

参考記事:採用における3C分析とは?メリットから実践方法までテンプレート付きで解説

4P

4PはProduct・Price・Place・Promotionの4つの視点から採用活動を設計するフレームワークです。

マーケティングの考え方を採用に応用したもので、「求職者に選ばれる企業」になるための打ち手を整理できます。

4Pの各項目は以下のとおりです。

項目採用における意味
Product(製品)・自社で働くこと自体の魅力
・仕事内容・成長環境
Price(価格)・給与
・福利厚生
・報酬設計
Place(場所)・採用チャネル
・情報を届ける場所
・接点の作り方
Promotion(プロモーション)・採用広報
・SNS発信
・スカウトメッセージの内容

エンジニア採用での4Pの具体例は以下のとおりです。

項目具体例
Product・自社プロダクトの開発に一気通貫で関われる
・技術選定の裁量がある
Price・年収600〜900万円
・書籍購入費全額支給
・フレックスタイム制
Place・GitHubやQiitaでの情報発信
・ダイレクトリクルーティングの活用
Promotion・現場エンジニアによる技術ブログ
・カジュアル面談の積極的な実施

4つの視点はバランスよく整備することが必要です。

具体例

Placeで「GitHubにOSSを公開して技術力を可視化する施策」を打つとしましょう。

その際、Productで「裁量がない・技術的な挑戦ができない」状態では、応募につながりません。

Productを意識して、裁量を高めたり、新しい言語や開発に挑戦したりできないか検討してみてください。

4Pを一体で設計することで、採用競争力が高まります。

参考記事:採用の4Pとは?活用シーンやチャネル別の訴求方法を解説

EVP

EVP(Employee Value Proposition)とは「従業員に提供できる価値の約束」を指します。

給与・福利厚生だけでなく、働く環境・成長チャンス・企業文化など、エンジニアが自社を選ぶ理由を言語化したものです。

採用メッセージの軸になるため、まず自社のEVPを明確にしておきましょう。

エンジニア向けEVPとして機能しやすい要素の例は以下のとおりです。

EVPの例

  • 年収650〜1,000万円・フルリモート・副業可
  • 技術スタック選定に現場エンジニアが関与できる
  • 勉強会・書籍・カンファレンス費を全額支給
  • 社会課題に直結するプロダクト開発に携われる
  • 入社1年目からアーキテクチャ設計に参加できる

EVPを言語化する際は、現場エンジニアへのヒアリングから始めてください。

「なぜ入社したか」「他社にはない自社の魅力」を5〜10名に聞き、回答を待遇・技術環境・チーム・成長機会などのカテゴリに整理します。

その後、競合他社の求人票と照らし合わせて自社だけが提供できる価値を絞り込み「◯◯な人が、◯◯できる環境」という形式で一文にまとめましょう。

ポイント

EVPは「待遇の良さ」だけを並べても差別化にはなりません。

競合と比べて自社が勝てる部分に絞って訴求することで、共感するエンジニアからの応募が集まります。

求人票・スカウトメール・採用サイトに一貫して反映させてください。

エンジニア採用を成功させるには、手法の選択が結果を左右します。

自社の状況に合った採用手法を組み合わせて使いましょう。

各手法を詳しく解説します。

ダイレクトリクルーティングで潜在層にアプローチ

ダイレクトリクルーティングとは、企業が求職者に直接スカウトを送る採用手法です。

「今すぐ転職したい」層だけでなく、転職を潜在的に検討している層にもアプローチできます。

メリット・デメリット・費用相場は以下のとおりです。

項目内容
メリット・潜在層へのアプローチが可能
・採用要件に合う人材を能動的に探せる
デメリット・スカウトメール作成に工数がかかる
・返信率が低い場合がある
費用相場月額1〜30万円程度

スカウトメールを送るときは、以下の型を意識してください。

内容
件名相手のスキルや経歴に言及した具体的な一文
書き出しスカウトを送った理由
自社紹介事業内容・技術スタック・開発環境の概要
魅力の提示入社後のキャリアパスや成長チャンス
締めカジュアル面談への誘導と返信を促す一文

返信率が低い場合は、件名のパーソナライズと送信タイミングの見直しが有効です。

相手のGitHubやQiitaを事前に確認し、スキルや投稿内容に言及した件名にするだけで開封率が上がります。

では、次で「エンジニア向けのスカウトメールの例文」を見ていきましょう。

エンジニア向けのスカウトメールの例文

スカウトメールの例文

件名:◯◯様のReact・TypeScriptの開発経験を活かせるポジションのご紹介

◯◯様
はじめまして、株式会社◯◯の採用担当・◯◯と申します。

◯◯様のGitHubとQiitaの投稿を拝見しました。
ReactとTypeScriptを使ったフロントエンド開発の記事に興味を持ち、一度お話しできればと思いご連絡しました。
特に「〜〜〜を〜〜〜している点」に興味を持っています。

弊社は、中小企業向けのSaaSプロダクトを自社開発しているスタートアップです。
現在フロントエンドエンジニアを募集しており、◯◯様のスキルが弊社のプロダクト開発にマッチすると感じています。

開発環境は以下のとおりです。

・フロントエンド:React・TypeScript・Next.js

・バックエンド:Node.js・PostgreSQL

・インフラ:AWS(ECS・RDS)

・開発スタイル:スクラム・2週間スプリント

入社後は既存プロダクトの機能開発からスタートし、ゆくゆくはアーキテクチャ設計にも携わっていただけるポジションです。
フルリモート・フレックスタイム制を採用しており、働き方の柔軟性も確保しています。

もしご興味ありましたら、30分程度のカジュアル面談ができると幸いです。
可能であれば、ご都合のよい日時をいくつかご返信いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社◯◯ 採用担当 ◯◯
連絡先:◯◯@◯◯.co.jp

件名で相手のスキルに言及することで、開封率が上がります。

本文は長くなりすぎず、500文字前後を目安にまとめましょう。

AIがスカウトメールを書いてくれる採用ツール

helloboss

エンジニア向けのスカウトメールは、候補者ごとにパーソナライズした内容を書く必要があるため、1通作成するだけでも工数がかかります。

AIを活用した「HELLOBOSS」を使うと、候補者のプロフィールを分析し、エンジニアの心に届くスカウト文をAIが自動生成してくれます。

HELLOBOSSのAIスカウト機能

  • 候補者ごとにカスタマイズされたスカウト文をAIが自動生成
  • 20万人以上のデータベースからエンジニア候補者を推薦
  • チャット形式で返信率が高く、スムーズな選考につながる

まずはAIにスカウト文を書いてもらいながら検討してみてください。

リファラル採用で社員の人脈を活用

リファラル採用とは、社員が知人・友人・元同僚などを自社に紹介する採用手法です。

エージェント費用が不要で、ミスマッチが起きにくいことのメリットです。

リファラル採用をスムーズに進めるには、以下の準備を進めましょう。

準備項目内容
制度設計紹介インセンティブの金額・支払い条件を明文化する
社内周知採用したいポジションと人物像を全社員に共有する
紹介フローの整備紹介から選考開始までの手順をシンプルにまとめる
紹介しやすい環境づくり紹介用の会社説明資料や求人票を用意する
効果測定紹介件数・選考通過率・採用数を定期的に確認する

紹介インセンティブの金額は、20〜30万円を想定しておきましょう。

「Goエンジニアを採用したい」という情報を社内に共有する際は、人物像を具体化して伝えることが必要です。

「前職でGoを3年以上使っていた人」「副業でOSS開発をしている人」のように伝えると、社員が紹介しやすくなります。

リファラル採用は、社員が「ここで働いてほしい」と思える職場でなければ機能しません。

制度を整えるだけでなく、社員が自社を誇れる環境づくりと並行して進めてください。

ソーシャルリクルーティングでSNSから優秀層を発掘

ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用してエンジニアにアプローチする採用手法です。

求人票では伝えにくい企業のリアルな姿を発信できるため、採用ブランディングにも直結します。

エンジニアに刺さる投稿の具体例は以下のとおりです。

SNSの投稿例

  • 自社の技術スタックとその選定理由
  • 技術的な課題と解決のプロセス
  • 社内勉強会や輪読会の様子
  • 技術ブログ・Qiita記事のシェア
  • 開発環境の紹介(PCスペック・使用ツールなど)
  • エンジニアへのインタビューや入社エントリ
  • 採用中のポジションと人物像の発信

採用担当者がXに投稿し、現場エンジニアがリポストするだけでも効果があります。

「今月からGoを導入した理由と、Pythonから移行する際に直面した課題」のような内容は、技術者コミュニティへの認知が広がります。

投稿は採用担当者だけでなく、現場エンジニアのアカウントからも発信しましょう。

過度な美化は避け、等身大の職場の様子を届けることで、ミスマッチも防げます。

求人広告サイトへの掲載で幅広い候補者に訴求

求人広告サイトへの掲載は、転職意欲の高いエンジニアに広くアプローチできる手法です。

エンジニア専門の求人媒体を選ぶと、ターゲット層への訴求効率が上がります。

エンジニアに興味をもたれる求人票には、以下の項目と内容を盛り込んでください。

項目具体例
使用技術・開発環境・Go
・React
・AWS(ECS/RDS)
・GitHub
・Slack
開発体制・スクラム開発
・2週間スプリント
・エンジニア10名体制
仕事内容・自社SaaSプロダクトの新機能開発
・コードレビュー
必須スキル・Webアプリ開発経験3年以上
・Gitを使ったチーム開発経験
歓迎スキル・AWSでの開発
・運用経験
・TypeScriptの実務経験
給与・待遇・年収450〜800万円
・フルリモート
・フレックスタイム制
キャリアパス3年後にテックリードやアーキテクト候補として活躍できる
学習支援・書籍購入補助(月1万円)
・外部勉強会の参加費全額支給

求人票を公開する前に、必ず現場エンジニアのレビューを受けてください。

技術用語の誤りや古い情報が残っていると、企業の技術力への不信感につながります。

求人票は採用の第一印象です。

正確さと具体性を両立させた内容に仕上げましょう。

ポジションマッチ型採用で採用要件の幅を広げる

ポジションマッチ型採用とは、先に求人票の要件を固めるのではなく、候補者に会ってからその人に合うポジションを設計する採用アプローチです。

スキルが完全に一致する人材を探す「スキルマッチ型」とは発想が違います。

ポイント

エンジニア採用市場では即戦力の取り合いが続いており、スキルマッチ型だけでは候補者が集まりにくい状況です。

ポジションマッチ型を取り入れると、採用の選択肢が広がるでしょう。

実際に活用されている場面の例は以下のとおりです。

ポジションマッチ型の例

  • オープンポジションで採用し入社後に担当領域を決める
  • フルスタックスキルが判明し、新設ポジションを用意する
  • キャッチアップ速度が高い候補者をポテンシャルで採用する

採用要件を固めすぎると、優秀な人材との出会いを逃すかもしれません。

「この人と一緒に働きたいか」という視点をベースに、柔軟に判断してください。

最後に、エンジニア採用戦略について、よくある質問に答えていきます。

中小企業でもエンジニア採用戦略は有効?

中小企業こそ、採用戦略を立てる価値があります。

大企業と同じ土俵で戦うのではなく、中小企業ならではの強みを言語化して届けるのがコツです。

以下の訴求軸を洗い出し、求人票・採用サイト・スカウトメールに反映してみてください。

訴求軸具体的な打ち出し方の例
意思決定の速さ技術選定の提案から導入まで最短1週間で動ける
裁量権の広さ入社3ヶ月でアーキテクチャ設計に参加できる
事業フェーズの面白さプロダクトの立ち上げ期から関われる
チームの近さCTO・経営陣と毎週1on1で直接話せる
学習支援書籍・カンファレンス参加費を全額支給

エンジニアは給与だけでなく「一緒に働く人」や「解決しようとしている課題」にも価値を感じます。

技術スタック・成長チャンス・チームの質は、会社の意思次第で変えられる可能性があるでしょう。

SNSやブログで現場エンジニアの声を発信し、リファラル採用を活用することで、採用コストを抑えながら自社に合う人材に出会える可能性があります。

即戦力ではなくポテンシャル採用でも成功できる?

ポテンシャル採用でも、準備を整えれば成功できる可能性があります。

ただし「とりあえず若手を採用できればいい」という感覚で進めると、ミスマッチが起きやすくなります。

以下の注意点を押さえてから採用活動に入ってください。

ポテンシャル採用の注意点

  • 育成ロードマップを事前に設計する
  • OJTやメンター制度など受け入れ体制を整える
  • 技術習得の進捗を測る評価基準を用意する
  • 入社後6ヶ月・1年の目標を明確にする
  • 現場エンジニアの育成負荷を事前に確認する

段階目標を事前に設計し、面接で候補者に提示すると良いでしょう。

以下のような目標を伝えると、成長イメージが伝わって承諾率が上がります。

時期目標の例
入社3ヶ月コードレビューに参加できる
入社6ヶ月単独機能開発を担当する
入社1年スプリントプランニングをリードする

ポテンシャル採用では、成長できる環境を用意できているかが承諾率に直結します。

育成体制を整えた上で採用活動に臨みましょう。

採用エージェントへの依存から脱却するにはどうすればいい?

エージェントへの依存を減らすには、自社の採用チャネルを複数もちましょう。

以下の採用手法を組み合わせることで、エージェント依存から脱却できるかもしれません。

採用手法メリット
ダイレクトリクルーティング潜在層に直接アプローチできる
リファラル採用ミスマッチが少なく採用コストが安い
SNS・採用広報認知を積み上げ長期的に候補者を集められる
採用アプリ少ない工数で候補者を検索・スカウトできる

まずはリファラル採用とダイレクトリクルーティングから始めてください。

リファラル採用は紹介インセンティブの金額・支払い条件・紹介フローを社内文書にまとめ、全社員に周知するところからスタートします。

ダイレクトリクルーティングは1媒体に絞り、週のスカウト数の目標を決めて運用を始めましょう。

ポイント

月次で紹介件数・返信率・選考通過率・採用数を記録し、改善点を洗い出してください。

半年後に効果が出ているチャネルに集中することで、エージェント依存を段階的に下げられるかもしれません。

自社採用力に投資しておくと、将来の採用競争が優位になります。

最後にもう一度、エンジニア採用戦略の立て方11ステップをまとめておきます。

エンジニア採用戦略の立て方11ステップ

  1. エンジニアのニーズを把握する
  2. 競合他社のエンジニア採用戦略を分析する
  3. 自社が求めるエンジニア像を明確にする
  4. 採用基準とスキル評価の仕組みを整える
  5. 独自の採用コンテンツを制作する
  6. カジュアル面談でエンジニアの話をよく聞く
  7. 選考フローを簡略化して候補者の離脱リスクを下げる
  8. 内定者フォローの内容を決めて手厚くサポートする
  9. 入社後のフォローアップでエンゲージメントを高める
  10. フリーランスの採用も検討する
  11. 採用データを活用して戦略を定期的に評価・改善する

これらのステップを進めることで、自社に合ったエンジニアが集まるようになり、採用コストの削減にもつながるでしょう。

ちなみに、エンジニア採用を効率化したい場合は、AIダイレクトリクルーティングツール「HELLOBOSS」がおすすめです。

HELLOBOSS

20万人を超えるユーザーの中から、AIが貴社に合うエンジニアを自動推薦します。

AIがスカウト文も自動生成してくれるため、採用担当者の工数を抑えながら採用活動を進められます。

チャット機能で候補者とスピーディーにやり取りできるため、カジュアル面談のアポイントにもつながりやすいでしょう。

無料からスタートできるので、AIにエンジニアを推薦してもらいながら、効果を確かめてみてください。

貴社のエンジニア採用戦略が成功し、理想のエンジニアと出会えることを願っています。

エンジニア採用戦略

「エンジニアの採用戦略が立てられない…」

「採用に力を入れているのに、応募がこない…」

このように悩む採用担当者の方に向けた記事です。

この記事でわかること

  • エンジニア採用戦略の立て方11ステップ
  • 採用戦略に使えるフレームワーク
  • エンジニア採用に効果的な5つの採用手法

エンジニアの採用戦略を整えることで、質の高い人材を採用できて、採用コストを下げられます。

「誰に・何を・なぜ伝えるか」を明確にすれば、自社がほしいエンジニアからの応募がきやすくなるでしょう。

「とはいえ、戦略の立て方がわからない…」と悩みますよね?

この記事を読むことで、エンジニア採用戦略の立て方11ステップがわかり、今日から実践できる具体的な採用手法がわかります。

さっそくエンジニアの採用戦略を立てて、人材が集まりやすい体制を作っていきましょう。

AIがエンジニアを推薦するツール

私たちが提供する「HELLOBOSS」は、20万人を超えるユーザーの中から、AIが貴社に合うエンジニアを自動推薦するダイレクトリクルーティングツールです。

AIがスカウト文も自動生成してくれるため、採用担当者の工数を抑えながらエンジニア採用を進められます。

helloboss

無料からスタートできるので、まずはAIに最適なエンジニアを推薦してもらいながら検討してみてください。

Contents

エンジニア採用の競争は、年々激しさを増しています。

経済産業省のデータによると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する可能性があるようです。

IT人材育成の状況等について

出典:経済産業省|IT人材育成の状況等について

1つのポジションに対して、複数社が同じ候補者を奪い合う状態です。

場当たり的な採用を続けるだけでは、競争に勝てないでしょう。

市場の変化を正しく把握したうえで、中長期を見据えた採用戦略が必要です。

参考記事:ITエンジニアの採用が難しい10の理由|苦戦しないコツも徹底解説

AI時代でエンジニアに求められる人物像が変化

生成AIの普及により、エンジニアに求められるスキルが変わっています。

AIを活用する能力も採用の判断軸に加わっているためです。

具体例

GitHub Copilotを使ってコードのAI補完を活用し、開発速度を上げられるエンジニアへの需要が増しています。

また、Claude Codeで要件定義のドキュメントを効率化するなど、AIを業務に組み込む能力を評価する企業もあります。

コーディング力だけでなく、AIと協働しながら成果を出せる人材を見極める視点が必要でしょう。

エンジニア採用がうまくいかない企業には、共通した3つの課題があります。

自社に当てはまるものがないか確認してみてください。

1つずつ解説していきます。

待遇面でエンジニアの希望を満たせないから

エンジニア採用市場は売り手優位が続いており、給与水準は年々上昇しています。

優秀なエンジニアほど複数の内定を同時に保有しており、待遇面での競争は激しいです。

市場相場を把握せず、自社基準だけで給与を設定していると、候補者の興味を引けません。

悪い例

フロントエンドエンジニアの年収相場が600〜800万円に達しているにもかかわらず「弊社規定による」と一律提示をしていると、興味をもってもらいにくいです。

給与以外でも、リモートワークの可否・副業の許可・フレックスタイム制の有無など、働き方の柔軟性を重視するエンジニアは多いです。

待遇条件が市場から乖離していると、どれだけ魅力的な仕事内容を伝えても、選考に進んでもらえません。

エンジニアのスキルを正確に見極めるのが難しいから

採用担当者がエンジニアのスキルを正確に評価できず、採用ミスマッチが起きるケースは多いです。

エンジニアは職種・専門領域・得意技術が細分化されており、職務経歴書だけでは実力を判断しにくい職種です。

具体的には「Pythonの開発経験3年」と記載があっても、以下の点は経歴書から読み取れません。

読み取りにくい内容

  • データ分析が得意なのか
  • バックエンド開発が主戦場なのか
  • 機械学習の実務経験があるのか

「Reactが使える」という記載1つをとっても、個人開発レベルなのか、大規模プロダクトでの実務経験があるのかで、スキルがまったく違います。

採用担当者が技術的な差異を見抜けないと、入社後に「想定していたレベルと違う…」ミスマッチが発生するでしょう。

現場エンジニアを選考に巻き込まず、人事だけで判断しようとすると、スキルの見極めはさらに難しくなります。

競合他社との差別化ポイントを言語化できていないから

自社の強みが曖昧なまま採用活動を進めると、どの企業も似たような求人になり、エンジニアの記憶に残りません。

差別化ポイントを言語化できていない主な理由は、以下の2つです。

言語化できない主な理由

  • 競合他社との相対比較ができていない
  • 技術スタックや開発文化が言語化されていない

採用担当者が競合他社の求人・技術ブログ・SNS発信を定期的にチェックしていなければ、相対的な強みを発見できません。

また、エンジニアが実際に魅力を感じている開発環境や文化は、人事部門だけでは言語化しにくいです。

「自社のエンジニアが週1回の技術共有会を自主的に運営している」というネタは、採用メッセージとして差別化になります。

学習意欲の高いエンジニアの応募動機につながるかもしれません。

ただし、現場に聞かなければ採用担当者は気づけないでしょう。

現場のエンジニアの声を聞き、差別化ポイントを言語化して伝える必要があります。

採用戦略を立てずに動くと、コストも時間も無駄になりがちです。

戦略を整えることで得られるメリットは以下の3つです。

こちらも詳しく見ていきましょう。

質の高いエンジニアが集まりやすくなる

採用戦略を立てると、質の高いエンジニアが集まりやすくなります。

理由は「誰に・何を・なぜ伝えるか」が整理されるからです。

悪い例

採用戦略がない状態では、求人票に「経験者歓迎・スキル不問」のような曖昧な文言が並びがちです。

結果として、スキルの合わないエンジニアからの応募が増え、選考工数だけが膨らみます。

採用戦略を立てると、以下の3点を具体的に言語化できます。

採用戦略で言語化できること

  • 自社が解決しようとしている課題
  • 使っている技術スタック
  • エンジニアが得られる成長の場

例えば「Go言語でtoB向けSaaSのバックエンドを開発しており、設計フェーズから関われる」と明示すれば、その環境に価値を感じるエンジニアだけが集まります。

スキルマッチだけでなく、事業への共感度も高い人材が応募してくるため、採用後の定着率も安定しやすいでしょう。

組織全体の採用方針を統一できる

採用戦略がないまま採用を進めると、人事・現場・経営の間で「ほしい人材像」がバラバラになります。

方針が定まっていないと、以下のような事態が時系列で起きがちです。

採用方針が定まっていない例

  • 人事が「ポテンシャル重視」で進めていたのに現場が反発
  • 面接官ごとに独自の基準で評価し、選考結果がブレる
  • 採用基準が曖昧なまま内定を出し、入社後にミスマッチが発覚
  • 採用のたびに「どんな人を採るべきか」の議論が一から始まる
  • 採用ノウハウが蓄積されず、毎回手探りで繰り返す

一方、採用戦略を立てて方針を統一できると、以下のような状態に変わります。

採用方針が定まっている例

  • 同じペルソナをもとに動け、選考がスムーズに進む
  • 共通の評価基準をもち、評価のブレがなくなる
  • 選考基準が明確なため、内定後のミスマッチが減る
  • 戦略を見直す習慣がつき、ノウハウが蓄積される
  • 採用ブランドが一貫し、候補者からの信頼を得やすくなる

例えば、以下の条件を「採用したい人物像」として明文化し、人事・現場・経営の三者で合意するだけで、選考の一貫性は高まります。

採用したい人物像の例

  • Webアプリ開発経験3年以上
  • チームでのコードレビュー経験あり
  • マネジメント志向は不問

採用戦略は、組織が共通の認識で採用に動くための共通言語です。

採用コストを下げられる

採用戦略を立てることで、無駄な採用コストを削減できます。

「戦略なし」の状態と「戦略あり」の状態を比べると、コスト構造の違いは明確です。

まず、採用戦略がない「Before」の例を見てみましょう。

項目
求人媒体効果測定なしで複数媒体に掲載し続ける
人材紹介要件が曖昧なため紹介精度が低く、採用フィーが高額になる
選考工数ターゲットが絞れず、スキル不足の応募者対応に時間を取られる
内定後ミスマッチによる早期離職が発生し、再採用コストが生じる
採用単価1名あたりのコストが高止まりしたまま改善されない

次に、採用戦略を立てた「After」の状態です。

項目
求人媒体効果の高いチャネルに絞って掲載し、費用対効果が上がる
人材紹介要件が明確なため紹介精度が高まり、採用フィーを抑えられる
選考工数ターゲットが絞られ、質の高い応募者の対応に集中できる
内定後ミスマッチが減り、早期離職による再採用コストが発生しにくい
採用単価ノウハウの蓄積により、1名あたりのコストが下がっていく

自社採用力を高めることで、長期的に採用への投資対効果が改善されていきます。

採用戦略は、コスト削減だけでなく、自社の採用力そのものを資産として積み上げる取り組みです。

エンジニアの採用戦略を立てる方法を解説していきます。

具体的には以下の11ステップで進めましょう。

1ステップずつ解説していきます。

①エンジニアのニーズを把握する

採用戦略を立てるときに最初にやるのは、エンジニアが何を求めているかを知ることです。

ニーズを把握せずに進めると、求人票や面接でのアピールがズレて応募者に伝わりません。

具体的には以下の方法でエンジニアのニーズを収集しましょう。

ニーズを収集する方法

  • 社内エンジニアに入社理由・働きやすさをヒアリングする
  • 社内エンジニアに「転職するなら何を重視するか」を聞く
  • 退職したエンジニアに離職理由を聞く
  • 非エンジニア社員に「エンジニアの働き方で気になる点」を聞く
  • エンジニア向け転職サービスや口コミサイトで傾向を調べる
  • 勉強会やコミュニティで社外エンジニアの声を拾う
  • 転職エージェントに市場動向をヒアリングする

社内エンジニアへのヒアリングは、費用ゼロで得られる一次情報です。

「入社を決めた理由は何か」「入社後に感じたギャップは何か」を個別に30分ほど聞くと、採用メッセージの精度が上がるでしょう。

例えば、バックエンドエンジニア数名にヒアリングした結果、以下の2点が入社の決め手だったと判明すれば、求人票のアピール内容を刷新できます。

  • 技術選定の裁量があること
  • 週1回の技術共有会があること

エンジニアが重視するのは給与だけではありません。

技術スタック・成長環境・チームの質など、自社で変えられる項目から整えてください。

他にも上記で記したとおり、勉強会の開催や転職エージェントを通じて、外部のエンジニアが求めていることもリサーチしておきましょう。

②競合他社のエンジニア採用戦略を分析する

競合他社の採用状況を把握することで、自社が差別化すべきポイントが見えてきます。

以下の方法で競合他社を分析してください。

競合他社の採用戦略を分析する方法

  • 競合他社の求人票を定期的にチェックする
  • 競合他社の採用ページ・会社紹介ページを確認する
  • 競合他社のSNS(X・Wantedly・LinkedIn)の発信を調べる
  • 転職口コミサイト(OpenWork・転職会議)で評判を見る
  • 採用エージェントに競合他社の採用条件を聞く

競合他社のエンジニア採用戦略の具体例を見ていきましょう。

競合他社の採用戦略具体例
給与・待遇・年収600〜900万円
・ストックオプション付与
働き方・フルリモート
・フレックスタイム制
・副業容認
技術環境・最新技術スタックの採用
・技術選定に裁量あり
成長支援・書籍購入補助
・カンファレンス参加費全額支給
採用手法・大手エージェント
・技術ブログ
・勉強会開催

上記の分析結果をもとに、自社がどう差別化するかを以下のように検討します。

競合他社の状況自社の対応策
高年収を武器にしている・裁量の大きさ
・意思決定スピードをアピール
フルリモートが標準ハイブリッド勤務+オフィス環境の充実で差別化
技術ブログを積極発信・自社エンジニアによる登壇
・Qiita投稿を支援
大手エージェント経由が中心ダイレクトスカウトやリファラル採用を強化
ストックオプションを提供プロジェクトの社会的意義やミッションを前面に出す

競合と同じ土俵で戦うのではなく、自社ならではの強みを言語化してください。

自社の強みを整理した上で、競合にはない訴求ポイントを求人票やスカウト文面に反映させていきましょう。

※スカウトメールの書き方は、ダイレクトリクルーティングで潜在層にアプローチで後述します。

③自社が求めるエンジニア像を明確にする

エンジニア像

求めるエンジニア像があいまいなまま採用活動を進めると、選考基準がブレてミスマッチが起きます。

「即戦力のエンジニアがほしい」といった漠然とした要件ではなく、以下のように具体的に定義しましょう。

定義する項目具体例
職種・役割・バックエンドエンジニア
・テックリード・SRE など
必須スキル・Python
・Django
・AWSでの開発経験3年以上
歓迎スキルKubernetes・CI/CD構築経験・チームリード経験
経験年数の目安実務経験3〜5年程度(年数より実績を重視)
ビジネスマインド事業課題を自ら発見し、技術で解決しようとする姿勢
カルチャーフィット・フラットな議論を好む
・学習習慣がある・チームを優先できる
将来のキャリアパス技術専門職(スペシャリスト)かマネジメントか

採用担当者・現場エンジニア・事業責任者の3者でエンジニア像を定義するミーティングを1〜2時間実施すると、認識のズレをなくせる可能性があります。

採用担当者は「コミュニケーション力重視」と考えていても、現場エンジニアは「設計力と自走力を最優先したい」と考えているケースもあるでしょう。

すり合わせ前後で選考基準が変わることもあるため、現場と経営層を巻き込んで進めてください。

近年は「コードを書く速さ」より「設計・レビュー・判断の質」が重視される傾向にあります。

AIツールを使いこなして開発できるかどうかも、採用基準に加えておきましょう。

参考記事:採用ペルソナの作り方完全ガイド|テンプレートと7ステップのフレームワーク

④採用基準とスキル評価の仕組みを整える

採用基準とスキル評価の仕組みを整えることで、選考のブレをなくし、採用後のミスマッチを防げます。

まず採用基準を以下のように整理しましょう。

評価カテゴリ採用基準の例
技術スキル必須スキルを満たしているか・実務での活用経験があるか
問題解決力過去の開発課題にどう対処したかを説明できるか
学習意欲新技術へのキャッチアップ習慣があるか
コミュニケーション非エンジニアにも技術内容を説明できるか
ビジネス理解事業への関心・事業への貢献意識があるか
カルチャーフィットチームの価値観・働き方と合っているか

次に、スキル評価の仕組みも整えておきましょう。

スキル評価の手法内容
コーディングテストLeetCodeや自社課題でコードの質や速度を確認
ポートフォリオレビューGitHubや過去の開発物を現場エンジニアが確認
技術面接設計思想・過去の実装判断の背景をヒアリング
ペアプログラミング実際にコードを書く場面を一緒に体験する
課題提出実務に近い小規模な課題を渡して取り組み方を評価

Webアプリ開発職の採用であれば「簡易なREST APIを設計・実装する課題」を2〜3時間で提出してもらいましょう。

コードの可読性・エラーハンドリング・設計の意図を現場エンジニアがレビューするのが有効です。

コーディングテストの点数だけでなく「なぜその設計にしたか」を技術面接で深掘りすることで、思考プロセスまで評価できます。

まずは既存のGitHubを確認するだけでも十分な評価材料になります。

⑤独自の採用コンテンツを制作する

採用コンテンツは、エンジニアが「この会社で働きたい」と感じるきっかけになります。

求人票だけでは伝えきれない技術環境・チームの雰囲気・働き方を、さまざまなチャネルで発信しましょう。

コンテンツ種別発信内容の例
採用ページ・技術スタック
・開発環境
・エンジニアインタビュー
・キャリアパス
X(旧Twitter)・社内勉強会の様子
・技術的な取り組み
・エンジニアの日常
YouTube・現場エンジニアへのインタビュー動画
・オフィスツアー・技術解説
技術ブログ(Qiita・Zenn)・自社エンジニアによる技術記事
・開発事例の紹介
Wantedly・会社のビジョン
・カルチャー
・メンバーの声
GitHub・OSS活動
・コードの公開
・技術力のアピール

インフラ領域を強化したいフェーズにある企業のケースを考えてみましょう。

「自社のKubernetes移行で直面した課題と解決策」をZennに投稿したところ、SRE経験者からスカウトへの返信が増えるかもしれません。

技術的な誠実さが伝わるコンテンツは、同じ課題意識をもつエンジニアの共感を呼びます。

コツ

採用コンテンツは採用担当者だけで作らず、現場エンジニアに協力を求めてください。

エンジニアが書いた技術記事やSNS投稿は、同じ技術者からの信頼性が高く、採用ブランディングに好影響です。

参考記事:YouTubeを使った採用活動に成功する17のコツ|成功事例も紹介

⑥カジュアル面談でエンジニアの話をよく聞く

カジュアル面談を設定することで、選考前にエンジニアとの相互理解を深められます。

主なメリットは以下のとおりです。

カジュアル面談のメリット

  • 選考前の心理的ハードルを下げ、応募につながりやすくなる
  • エンジニアの志向・価値観・転職理由を事前に把握できる
  • 自社の技術環境や働き方をリアルに伝えられる
  • ミスマッチを早期に発見し、無駄な選考コストを減らせる
  • 不採用になっても自社のファンになってもらえる可能性がある

カジュアル面談では、以下の項目を中心にエンジニアの話を聞きましょう。

カジュアル面談で聞くこと

  • 現在の仕事内容と担当している技術スタック
  • 転職を考えたきっかけや背景
  • 次の職場で達成したいこと・避けたいこと
  • 理想のチームや開発スタイル
  • 技術的に興味をもっている領域や学んでいること
  • 働き方(リモート・フレックスなど)へのこだわり

例えば、カジュアル面談で候補者が「前職では技術的な負債の解消に時間を割けなかった」と話してくれたとしましょう。

自社のリファクタリング推進文化を重点的にアピールすれば、興味をもってくれるかもしれません。

面談は「評価の場」ではなく「対話の場」として設計してください。

参考記事:カジュアル面談からスカウトを成功させる7つのコツ|進め方も解説

チャットで気軽にカジュアル面談のメールを送れる採用ツール

カジュアル面談は候補者との相互理解を深める有効な手法ですが、候補者に最初のアプローチを送るだけでも工数がかかります。

チャット感覚で気軽にカジュアル面談を提案したい場合は「HELLOBOSS」がおすすめです。

HELLOBOSSはSNS感覚のチャット機能で候補者に直接メッセージを送れるため、メールよりも返信率が高いです。

helloboss

また、カジュアル面談を提案する文面もAIが自動生成してくれます。

HELLOBOSSのチャット機能を活用して、2ヶ月で500エントリーを獲得した企業の事例もあります。

まずはチャットでエンジニアにアプローチしてみてください。

⑦選考フローを簡略化して候補者の離脱リスクを下げる

エンジニアは売り手市場のため、選考が長引くほど他社に先を越されるリスクがあります。

そのため、選考フローで簡略化できる点は改善していきましょう。

選考フローの簡略化前(Before)と、簡略化後(After)を比較します。

まず、以下は「簡略化前(Before)」の選考フローです。

表

続いて、以下は「簡略化後(After)」の選考フローです。

表

例えば、技術面接と現場エンジニアとの面談を同日の午前・午後にまとめて実施すると、候補者の拘束日数を減らしつつ選考期間を短縮できます。

応募から内定まで2〜3週間を目安に設計しましょう。

現場との連携を密にして、書類選考の回答期限を設けるなどの運用ルール化も検討してみてください。

参考記事:【フロー図付き】採用フロー完全マニュアル|新卒・中途別に解説

⑧内定者フォローの内容を決めて手厚くサポートする

内定を出しても、入社するまでは採用が確定したわけではありません。

優秀なエンジニアほど複数の内定を保有しており、内定後に不安が生まれると辞退される可能性があります。

また、在職中のエンジニアは「現職に残るべきか」という迷いが生じやすく、フォローなしでは離脱リスクが上がるでしょう。

具体的な内定者フォローの内容は以下のとおりです。

内定者フォローの内容

  • 内定通知後3日以内に担当者から電話で状況を確認する
  • 給与・入社日・配属先などの条件を書面で明示する
  • 配属予定チームのエンジニアと1on1の面談機会を設ける
  • 入社後に担当するプロジェクトの概要を事前に共有する
  • オフィス見学や職場体験の機会を設ける
  • 入社前研修や事前課題で入社後のイメージを具体化する
  • 不安や懸念点を定期的にヒアリングして解消する

例えば内定から入社まで2ヶ月ある場合、入社1ヶ月前に配属予定チームのエンジニアとオンラインで30分話す機会を設けましょう。

「チームの雰囲気がわかって不安が解消された」と思ってもらえるかもしれません。

内定者フォローは「手間」ではなく、採用投資を守るための施策です。

参考記事:内定後フォローの完全ガイド|内定者の不安を解消し辞退を防ぐ具体策12選

⑨入社後のフォローアップでエンゲージメントを高める

入社直後は離職リスクの高い時期です。

入社後のギャップを放置すると早期退職につながるため、以下のような入社後フォローを実施しましょう。

入社後フォローの例

  • 入社初日にメンターや担当者を明確に決めて伝える
  • 入社1週間以内に業務・環境への不安をヒアリングする
  • 入社1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月のタイミングで1on1を実施する
  • 技術的なキャッチアップを支援するOJTプランを用意する
  • キャリアパスや評価制度を入社後1ヶ月以内に説明する
  • チームの勉強会や社内コミュニティへの早期参加を促す
  • 半年後に「入社前の期待と実態のギャップ」をヒアリングする

入社3ヶ月時点の1on1で「コードレビューの基準がわからず不安だった」という声が出た場合を考えてみましょう。

レビューガイドラインを整備すると、既存メンバーの不満解消にもつながります。

エンゲージメントの高い組織は口コミで評判が広がり、リファラル採用の活性化にもつながるでしょう。

参考記事:オンボーディング施策とは?目的、具体例、計画の立て方を新卒・中途別に解説

⑩フリーランスの採用も検討する

正社員採用が難しい場合、フリーランスエンジニアの採用も検討してみてください。

フリーランスエンジニアを採用するメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 即戦力として特定のプロジェクトに参加してもらえる
  • 正社員採用より採用期間が短く、素早く体制を整えられる
  • 専門性の高い人材を確保しやすい
  • プロジェクト単位での契約のため、固定費を抑えられる
  • 正社員採用前に相性を確認できる

デメリット

  • 長期的な業務委託を保証できない
  • 機密情報や技術ノウハウの管理に注意が必要
  • 業務委託契約の範囲外の指示はできない
  • チームへの帰属意識が正社員より低くなりやすい
  • 継続的な関係構築には別途コミュニケーションの工夫が必要

デメリットへの対策も事前に準備しておきましょう。

機密情報の管理リスクには、NDA(秘密保持契約)の締結と情報アクセス権限の設定で対応できます。

業務委託契約の範囲外の指示による偽装請負リスクは、契約書の内容を弁護士や社労士に確認することで防げるでしょう。

帰属意識の低さは、週次の進捗共有MTGや技術共有の場に参加してもらうことで補える可能性があります。

フリーランスエンジニアをうまく活用できれば、採用競争の激しい時期でも開発体制を維持できます。

参考記事:フリーランス採用完全ガイド|募集方法から法律まで5ステップで解説

フリーランスエンジニアが見つかるAI採用ツール

helloboss

ちなみに、フリーランスエンジニアの採用を検討している場合は「HELLOBOSS」がおすすめです。

20万人を超えるユーザーの中からAIが条件に合うフリーランスエンジニアを推薦してくれます。

無料から利用できるので、自社の採用に合わせて試してみてください。

⑪採用データを活用して戦略を定期的に評価・改善する

採用活動はやりっぱなしにせず、データをもとにPDCAを回すことで精度が上がります。

以下のサイクルで採用戦略を継続的に改善しましょう。

チェックすべき採用データの例は以下のとおりです。

特に以下の6項目は、採用の成否を分ける重要指標(KPI)として定期的に追跡しましょう。

チェックすべき採用データ

  • 応募数
  • 書類通過率
  • 面接通過率
  • 内定承諾率
  • 採用チャネル別のコスト
  • 採用数

データを確認すると「どのチャネルで採用できているか」「どのステップで候補者が離脱しているか」が明確になります。

また、月次で選考ファネルを集計し「技術面接の通過率が30%を下回っている」と判明した場合を考えてみましょう。

評価基準が厳しすぎるのか・候補者の質が合っていないのかを現場エンジニアと一緒に分析してください。

スカウト送信先のターゲット条件や技術面接の評価項目を翌月から修正するサイクルを回すと、採用精度が継続的に高まります。

採用戦略は市場環境や自社の状況に合わせて定期的に見直しましょう。

参考記事:採用KPIを設定する5ステップ|4つの運用のコツと注意点も解説

採用戦略を体系的に組み立てるには、フレームワークの活用が有効です。

以下の3つを押さえておきましょう。

おすすめのフレームワーク

それぞれ詳しく見ていきます。

3C分析

3C分析は、自社・競合・求職者の3つの視点から採用環境を整理するフレームワークです。

エンジニア採用では、自社の強みだけを見ていても戦略は立てられません。

市場全体を俯瞰することで、採用施策の優先順位が見えてきます。

3Cの各項目は以下のとおりです。

項目内容
自社(Company)自社の強み・弱み・採用リソース・技術スタック
競合(Competitor)競合他社の採用条件・訴求ポイント・採用チャネル
求職者(Customer)エンジニアが重視する条件・転職動機・情報収集の手段

エンジニア採用での3C分析の具体例は以下のとおりです。

項目具体例
自社(Company)フルリモート勤務・自社プロダクト保有・技術勉強会を毎月開催
競合(Competitor)大手SIerは高年収だが裁量が少ない・スタートアップは成長チャンスが魅力
求職者(Customer)「技術選定に関われない」という不満が転職動機の上位に入る

3C分析を活用すると、競合との差別化軸が明確になります。

競合が高年収を武器にしている場合、自社は「技術的な成長チャンス」や「裁量の大きさ」で差別化する戦略が導き出せます。

具体例

30代のバックエンドエンジニアが「技術選定に関われない」と感じて転職を検討しているケースを考えてみましょう。

この場合「週次の技術選定会議に全員参加できる」という点を訴求する戦略が有効です。

3C分析は一度やって終わりではありません。

採用市場は変化するため、四半期に1回は情報を更新して戦略に反映させてください。

参考記事:採用における3C分析とは?メリットから実践方法までテンプレート付きで解説

4P

4PはProduct・Price・Place・Promotionの4つの視点から採用活動を設計するフレームワークです。

マーケティングの考え方を採用に応用したもので、「求職者に選ばれる企業」になるための打ち手を整理できます。

4Pの各項目は以下のとおりです。

項目採用における意味
Product(製品)・自社で働くこと自体の魅力
・仕事内容・成長環境
Price(価格)・給与
・福利厚生
・報酬設計
Place(場所)・採用チャネル
・情報を届ける場所
・接点の作り方
Promotion(プロモーション)・採用広報
・SNS発信
・スカウトメッセージの内容

エンジニア採用での4Pの具体例は以下のとおりです。

項目具体例
Product・自社プロダクトの開発に一気通貫で関われる
・技術選定の裁量がある
Price・年収600〜900万円
・書籍購入費全額支給
・フレックスタイム制
Place・GitHubやQiitaでの情報発信
・ダイレクトリクルーティングの活用
Promotion・現場エンジニアによる技術ブログ
・カジュアル面談の積極的な実施

4つの視点はバランスよく整備することが必要です。

具体例

Placeで「GitHubにOSSを公開して技術力を可視化する施策」を打つとしましょう。

その際、Productで「裁量がない・技術的な挑戦ができない」状態では、応募につながりません。

Productを意識して、裁量を高めたり、新しい言語や開発に挑戦したりできないか検討してみてください。

4Pを一体で設計することで、採用競争力が高まります。

参考記事:採用の4Pとは?活用シーンやチャネル別の訴求方法を解説

EVP

EVP(Employee Value Proposition)とは「従業員に提供できる価値の約束」を指します。

給与・福利厚生だけでなく、働く環境・成長チャンス・企業文化など、エンジニアが自社を選ぶ理由を言語化したものです。

採用メッセージの軸になるため、まず自社のEVPを明確にしておきましょう。

エンジニア向けEVPとして機能しやすい要素の例は以下のとおりです。

EVPの例

  • 年収650〜1,000万円・フルリモート・副業可
  • 技術スタック選定に現場エンジニアが関与できる
  • 勉強会・書籍・カンファレンス費を全額支給
  • 社会課題に直結するプロダクト開発に携われる
  • 入社1年目からアーキテクチャ設計に参加できる

EVPを言語化する際は、現場エンジニアへのヒアリングから始めてください。

「なぜ入社したか」「他社にはない自社の魅力」を5〜10名に聞き、回答を待遇・技術環境・チーム・成長機会などのカテゴリに整理します。

その後、競合他社の求人票と照らし合わせて自社だけが提供できる価値を絞り込み「◯◯な人が、◯◯できる環境」という形式で一文にまとめましょう。

ポイント

EVPは「待遇の良さ」だけを並べても差別化にはなりません。

競合と比べて自社が勝てる部分に絞って訴求することで、共感するエンジニアからの応募が集まります。

求人票・スカウトメール・採用サイトに一貫して反映させてください。

エンジニア採用を成功させるには、手法の選択が結果を左右します。

自社の状況に合った採用手法を組み合わせて使いましょう。

各手法を詳しく解説します。

ダイレクトリクルーティングで潜在層にアプローチ

ダイレクトリクルーティングとは、企業が求職者に直接スカウトを送る採用手法です。

「今すぐ転職したい」層だけでなく、転職を潜在的に検討している層にもアプローチできます。

メリット・デメリット・費用相場は以下のとおりです。

項目内容
メリット・潜在層へのアプローチが可能
・採用要件に合う人材を能動的に探せる
デメリット・スカウトメール作成に工数がかかる
・返信率が低い場合がある
費用相場月額1〜30万円程度

スカウトメールを送るときは、以下の型を意識してください。

内容
件名相手のスキルや経歴に言及した具体的な一文
書き出しスカウトを送った理由
自社紹介事業内容・技術スタック・開発環境の概要
魅力の提示入社後のキャリアパスや成長チャンス
締めカジュアル面談への誘導と返信を促す一文

返信率が低い場合は、件名のパーソナライズと送信タイミングの見直しが有効です。

相手のGitHubやQiitaを事前に確認し、スキルや投稿内容に言及した件名にするだけで開封率が上がります。

では、次で「エンジニア向けのスカウトメールの例文」を見ていきましょう。

エンジニア向けのスカウトメールの例文

スカウトメールの例文

件名:◯◯様のReact・TypeScriptの開発経験を活かせるポジションのご紹介

◯◯様
はじめまして、株式会社◯◯の採用担当・◯◯と申します。

◯◯様のGitHubとQiitaの投稿を拝見しました。
ReactとTypeScriptを使ったフロントエンド開発の記事に興味を持ち、一度お話しできればと思いご連絡しました。
特に「〜〜〜を〜〜〜している点」に興味を持っています。

弊社は、中小企業向けのSaaSプロダクトを自社開発しているスタートアップです。
現在フロントエンドエンジニアを募集しており、◯◯様のスキルが弊社のプロダクト開発にマッチすると感じています。

開発環境は以下のとおりです。

・フロントエンド:React・TypeScript・Next.js

・バックエンド:Node.js・PostgreSQL

・インフラ:AWS(ECS・RDS)

・開発スタイル:スクラム・2週間スプリント

入社後は既存プロダクトの機能開発からスタートし、ゆくゆくはアーキテクチャ設計にも携わっていただけるポジションです。
フルリモート・フレックスタイム制を採用しており、働き方の柔軟性も確保しています。

もしご興味ありましたら、30分程度のカジュアル面談ができると幸いです。
可能であれば、ご都合のよい日時をいくつかご返信いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社◯◯ 採用担当 ◯◯
連絡先:◯◯@◯◯.co.jp

件名で相手のスキルに言及することで、開封率が上がります。

本文は長くなりすぎず、500文字前後を目安にまとめましょう。

AIがスカウトメールを書いてくれる採用ツール

helloboss

エンジニア向けのスカウトメールは、候補者ごとにパーソナライズした内容を書く必要があるため、1通作成するだけでも工数がかかります。

AIを活用した「HELLOBOSS」を使うと、候補者のプロフィールを分析し、エンジニアの心に届くスカウト文をAIが自動生成してくれます。

HELLOBOSSのAIスカウト機能

  • 候補者ごとにカスタマイズされたスカウト文をAIが自動生成
  • 20万人以上のデータベースからエンジニア候補者を推薦
  • チャット形式で返信率が高く、スムーズな選考につながる

まずはAIにスカウト文を書いてもらいながら検討してみてください。

リファラル採用で社員の人脈を活用

リファラル採用とは、社員が知人・友人・元同僚などを自社に紹介する採用手法です。

エージェント費用が不要で、ミスマッチが起きにくいことのメリットです。

リファラル採用をスムーズに進めるには、以下の準備を進めましょう。

準備項目内容
制度設計紹介インセンティブの金額・支払い条件を明文化する
社内周知採用したいポジションと人物像を全社員に共有する
紹介フローの整備紹介から選考開始までの手順をシンプルにまとめる
紹介しやすい環境づくり紹介用の会社説明資料や求人票を用意する
効果測定紹介件数・選考通過率・採用数を定期的に確認する

紹介インセンティブの金額は、20〜30万円を想定しておきましょう。

「Goエンジニアを採用したい」という情報を社内に共有する際は、人物像を具体化して伝えることが必要です。

「前職でGoを3年以上使っていた人」「副業でOSS開発をしている人」のように伝えると、社員が紹介しやすくなります。

リファラル採用は、社員が「ここで働いてほしい」と思える職場でなければ機能しません。

制度を整えるだけでなく、社員が自社を誇れる環境づくりと並行して進めてください。

ソーシャルリクルーティングでSNSから優秀層を発掘

ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用してエンジニアにアプローチする採用手法です。

求人票では伝えにくい企業のリアルな姿を発信できるため、採用ブランディングにも直結します。

エンジニアに刺さる投稿の具体例は以下のとおりです。

SNSの投稿例

  • 自社の技術スタックとその選定理由
  • 技術的な課題と解決のプロセス
  • 社内勉強会や輪読会の様子
  • 技術ブログ・Qiita記事のシェア
  • 開発環境の紹介(PCスペック・使用ツールなど)
  • エンジニアへのインタビューや入社エントリ
  • 採用中のポジションと人物像の発信

採用担当者がXに投稿し、現場エンジニアがリポストするだけでも効果があります。

「今月からGoを導入した理由と、Pythonから移行する際に直面した課題」のような内容は、技術者コミュニティへの認知が広がります。

投稿は採用担当者だけでなく、現場エンジニアのアカウントからも発信しましょう。

過度な美化は避け、等身大の職場の様子を届けることで、ミスマッチも防げます。

求人広告サイトへの掲載で幅広い候補者に訴求

求人広告サイトへの掲載は、転職意欲の高いエンジニアに広くアプローチできる手法です。

エンジニア専門の求人媒体を選ぶと、ターゲット層への訴求効率が上がります。

エンジニアに興味をもたれる求人票には、以下の項目と内容を盛り込んでください。

項目具体例
使用技術・開発環境・Go
・React
・AWS(ECS/RDS)
・GitHub
・Slack
開発体制・スクラム開発
・2週間スプリント
・エンジニア10名体制
仕事内容・自社SaaSプロダクトの新機能開発
・コードレビュー
必須スキル・Webアプリ開発経験3年以上
・Gitを使ったチーム開発経験
歓迎スキル・AWSでの開発
・運用経験
・TypeScriptの実務経験
給与・待遇・年収450〜800万円
・フルリモート
・フレックスタイム制
キャリアパス3年後にテックリードやアーキテクト候補として活躍できる
学習支援・書籍購入補助(月1万円)
・外部勉強会の参加費全額支給

求人票を公開する前に、必ず現場エンジニアのレビューを受けてください。

技術用語の誤りや古い情報が残っていると、企業の技術力への不信感につながります。

求人票は採用の第一印象です。

正確さと具体性を両立させた内容に仕上げましょう。

ポジションマッチ型採用で採用要件の幅を広げる

ポジションマッチ型採用とは、先に求人票の要件を固めるのではなく、候補者に会ってからその人に合うポジションを設計する採用アプローチです。

スキルが完全に一致する人材を探す「スキルマッチ型」とは発想が違います。

ポイント

エンジニア採用市場では即戦力の取り合いが続いており、スキルマッチ型だけでは候補者が集まりにくい状況です。

ポジションマッチ型を取り入れると、採用の選択肢が広がるでしょう。

実際に活用されている場面の例は以下のとおりです。

ポジションマッチ型の例

  • オープンポジションで採用し入社後に担当領域を決める
  • フルスタックスキルが判明し、新設ポジションを用意する
  • キャッチアップ速度が高い候補者をポテンシャルで採用する

採用要件を固めすぎると、優秀な人材との出会いを逃すかもしれません。

「この人と一緒に働きたいか」という視点をベースに、柔軟に判断してください。

最後に、エンジニア採用戦略について、よくある質問に答えていきます。

中小企業でもエンジニア採用戦略は有効?

中小企業こそ、採用戦略を立てる価値があります。

大企業と同じ土俵で戦うのではなく、中小企業ならではの強みを言語化して届けるのがコツです。

以下の訴求軸を洗い出し、求人票・採用サイト・スカウトメールに反映してみてください。

訴求軸具体的な打ち出し方の例
意思決定の速さ技術選定の提案から導入まで最短1週間で動ける
裁量権の広さ入社3ヶ月でアーキテクチャ設計に参加できる
事業フェーズの面白さプロダクトの立ち上げ期から関われる
チームの近さCTO・経営陣と毎週1on1で直接話せる
学習支援書籍・カンファレンス参加費を全額支給

エンジニアは給与だけでなく「一緒に働く人」や「解決しようとしている課題」にも価値を感じます。

技術スタック・成長チャンス・チームの質は、会社の意思次第で変えられる可能性があるでしょう。

SNSやブログで現場エンジニアの声を発信し、リファラル採用を活用することで、採用コストを抑えながら自社に合う人材に出会える可能性があります。

即戦力ではなくポテンシャル採用でも成功できる?

ポテンシャル採用でも、準備を整えれば成功できる可能性があります。

ただし「とりあえず若手を採用できればいい」という感覚で進めると、ミスマッチが起きやすくなります。

以下の注意点を押さえてから採用活動に入ってください。

ポテンシャル採用の注意点

  • 育成ロードマップを事前に設計する
  • OJTやメンター制度など受け入れ体制を整える
  • 技術習得の進捗を測る評価基準を用意する
  • 入社後6ヶ月・1年の目標を明確にする
  • 現場エンジニアの育成負荷を事前に確認する

段階目標を事前に設計し、面接で候補者に提示すると良いでしょう。

以下のような目標を伝えると、成長イメージが伝わって承諾率が上がります。

時期目標の例
入社3ヶ月コードレビューに参加できる
入社6ヶ月単独機能開発を担当する
入社1年スプリントプランニングをリードする

ポテンシャル採用では、成長できる環境を用意できているかが承諾率に直結します。

育成体制を整えた上で採用活動に臨みましょう。

採用エージェントへの依存から脱却するにはどうすればいい?

エージェントへの依存を減らすには、自社の採用チャネルを複数もちましょう。

以下の採用手法を組み合わせることで、エージェント依存から脱却できるかもしれません。

採用手法メリット
ダイレクトリクルーティング潜在層に直接アプローチできる
リファラル採用ミスマッチが少なく採用コストが安い
SNS・採用広報認知を積み上げ長期的に候補者を集められる
採用アプリ少ない工数で候補者を検索・スカウトできる

まずはリファラル採用とダイレクトリクルーティングから始めてください。

リファラル採用は紹介インセンティブの金額・支払い条件・紹介フローを社内文書にまとめ、全社員に周知するところからスタートします。

ダイレクトリクルーティングは1媒体に絞り、週のスカウト数の目標を決めて運用を始めましょう。

ポイント

月次で紹介件数・返信率・選考通過率・採用数を記録し、改善点を洗い出してください。

半年後に効果が出ているチャネルに集中することで、エージェント依存を段階的に下げられるかもしれません。

自社採用力に投資しておくと、将来の採用競争が優位になります。

最後にもう一度、エンジニア採用戦略の立て方11ステップをまとめておきます。

エンジニア採用戦略の立て方11ステップ

  1. エンジニアのニーズを把握する
  2. 競合他社のエンジニア採用戦略を分析する
  3. 自社が求めるエンジニア像を明確にする
  4. 採用基準とスキル評価の仕組みを整える
  5. 独自の採用コンテンツを制作する
  6. カジュアル面談でエンジニアの話をよく聞く
  7. 選考フローを簡略化して候補者の離脱リスクを下げる
  8. 内定者フォローの内容を決めて手厚くサポートする
  9. 入社後のフォローアップでエンゲージメントを高める
  10. フリーランスの採用も検討する
  11. 採用データを活用して戦略を定期的に評価・改善する

これらのステップを進めることで、自社に合ったエンジニアが集まるようになり、採用コストの削減にもつながるでしょう。

ちなみに、エンジニア採用を効率化したい場合は、AIダイレクトリクルーティングツール「HELLOBOSS」がおすすめです。

HELLOBOSS

20万人を超えるユーザーの中から、AIが貴社に合うエンジニアを自動推薦します。

AIがスカウト文も自動生成してくれるため、採用担当者の工数を抑えながら採用活動を進められます。

チャット機能で候補者とスピーディーにやり取りできるため、カジュアル面談のアポイントにもつながりやすいでしょう。

無料からスタートできるので、AIにエンジニアを推薦してもらいながら、効果を確かめてみてください。

貴社のエンジニア採用戦略が成功し、理想のエンジニアと出会えることを願っています。

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